つりビットの元メンバーで、現在は俳優、グラビアアイドルとして活躍する安藤咲桜が、20歳の記念すべき年に1st写真集「さくら、はらり」(光文社/税込3300円)を2月22日に発売した。
「離島で撮影したい」という安藤自身の希望から、2021年の夏の終わりに鹿児島・奄美大島で撮影され、水着を中心に制服姿や大島紬を着たカットも収録されている本作。念願の1冊を手にした安藤の思いは…?
――デジタル写真集は何作か発表していますが、紙では初の写真集になりますね。
そうなんですよ、ありがたいことに。電子写真集を出しているうちに「紙の写真集は出さないんですか?」という声をたくさん頂いていたので、念願の1冊という形になりました。
出来上がったものを見て「本当に発売されるんだ」と思って、感動が真っ先に来ました。20歳の節目に、こうして形になるものができて本当にうれしいなと思います。
――離島での撮影は安藤さん自身の希望だったとか。
せっかく水着を着て撮影するんだったら、きれいな海をバックにした方がより自然できれいに撮れるんじゃないかと思って、「ロケーションのきれいな離島はどうですか?」って提案させていただきました。
奄美大島は初めてだったし、南国に行くのも久しぶりでした。遠出して泊まりでロケするというのが本当に久しぶりで、旅行気分のワクワク感がありました。イメージDVDを撮影したのが18歳の時だったので、2年たっちゃいました。20歳になって、初ロケです。
――撮影に備えて、何か準備したことはありますか?
実はそんなに気負わずにやっていたので、体形管理や食事管理はほとんどしてないんです。無理して自分を作って撮影に挑むよりは、ありのままの自分をそのまま写してほしいなと思ったので、過度なダイエットはしてないです。
20歳になって大人になった自分も見せたいし、フレッシュな自分もまだ見せたいっていう二面性のある感じに撮っていただけたんじゃないかなと思います。
――他のグラビアでも見ますが、口元をきりっと結んだり、舌をぺろっと出したりする表情が印象的です。ひょっとして、照れ隠しの部分もあったり?
それはちょっとあるかも知れないです(笑)。キメキメで撮られている途中で恥ずかしくなっちゃうんです。そういうキメてるところも、照れているところも写してもらった方が安藤咲桜らしさが出ているんじゃないかなと思っています。
あとは撮影中、スタッフの皆さんが私のことをベタ褒めしてくれるんです。そういう時は純粋に照れた表情になっているかも知れません。とにかく明るくて笑いが絶えない現場だったので、その雰囲気は写真集にも現れているんじゃないかなって思います。
――写真集の見どころは?
最初から最後まで、全部が見どころです。たとえば、引きの写真の連続から急にドアップの写真になるとか、ページの配置がすごいなって思います。大人っぽい写真から若々しい写真へ、幼い写真のすぐ後に大人っぽい写真っていうところに、デザイナーさんのこだわりがあるんじゃないかなと思って、私自身も楽しんでいます。
――すでに20歳ですが、制服姿の写真もありますね。
最初は不安だったんですけど、スタッフの皆さんが「まだイケるよ」とおっしゃってくださったので。うまく持ち上げられているだけかも知れないですけど(笑)。今回がギリギリかも知れないですね。2nd写真集を出せるとしても、もう制服は着られないと思うので、写真集では最初で最後になるかも知れないです。
――一方で、奄美大島伝統の大島紬を着た写真もあります。
伝統的な着物を着られてうれしかったです。宿泊したホテルの方が着付けしてくださったんですが、シックで大人っぽくて格好良いですね。南国の雰囲気にぴったりはまる感じもします。
軽くて暑さに強いっていう、奄美大島ならではの特徴があったので、着ていても新鮮でした。なかなか着られるものではない貴重な経験でしたけど、また着られたらいいなと思います。
――それでは、ファンの方へのメッセージをお願いします。
写真集を発売するって発表したとき、皆さんが本当に喜んでくださって「待ってくれている人がいるんだ」ってうれしかったし、私にとっても自信になりました。皆さん、ぜひ見てください!
◆取材・文=青木孝司