鈴木伸之&犬飼貴丈“刺激強め”のバディに釘づけ!耽美なのにハードボイルド<ケイ×ヤク>

2022/02/25 11:36 配信

ドラマ レビュー

鈴木伸之“一狼”の頬にそっと手を添える犬飼貴丈“獅郎” (C)ytv

鈴木伸之犬飼貴丈が出演するドラマ「ケイ×ヤク-あぶない相棒-」(毎週木曜夜11:59-0:54、日本テレビ系)の第7話が2月24日に放送された。鈴木演じる公安捜査官・国下一狼と、犬飼演じる暴力団組員・英獅郎の絶妙な甘辛バランスが際立つ回となった。(以下、ネタバレがあります)

一狼&獅郎、爆破事件の真犯人探しに乗り出す


原作は、WEB連載で1000万PVを突破した、薫原好江による同名漫画「ケイ×ヤク―あぶない相棒―」(講談社「Palcy」連載中)。

堅物な公安捜査官・国下一狼(鈴木)と、指定暴力団「峰上組」若頭・英獅郎(犬飼)がバディを結成し、闇に葬られた事件を追ううちに巨大な陰謀へ巻き込まれていく“あぶないサスペンス”。第7話では、一狼と獅郎が野々村(眞島秀和)を東京テトラビル爆破事件の犯人に仕立て上げたのは誰なのか調べ始める展開が描かれた。

獅郎は、組の兄貴分である中村の弱みを握り、駒として動かし始めた。このあたりの手腕はさすが、3年で若頭に上り詰めた実力の持ち主だ。そして中村を使い、真相を知っている可能性のある人物・山田を探し始めた。

だが当日現れたのは、まったく知らない男。林と名乗ったその男(三浦誠己)は、唐突に千夏(萩原みのり)の話を始めた。千夏が作るケーキを褒め、「今日で彼女のケーキが楽しめなくなる」と告げた林。一狼と獅郎は、千夏が狙われていることを知る――という内容だった。

事件は核心へ…本格ハードボイルド展開続く


ストーリーも佳境に入り、一狼と獅郎が追う事件の全貌が徐々に見えてきた。反社会組織の人間関係が複雑に絡み合い、政界の大物も巻き込んだスケールの大きな展開が見え隠れ。陰影を印象的に使った映像美もあいまって、本格ハードボイルドな世界が繰り広げられている。