声優としても活躍する花澤香菜が約3年ぶりにオリジナルアルバム『blossom』を2月23日にリリースした。アルバムのテーマは“再出発”。そして、「好きなものを作る」という思いで始まったというアルバム制作中の思いを聞いた。
「2021年7月にレーベルを移籍しまして、デビュー時から楽曲を一緒に作ってきたサウンドプロデューサーの北川勝利さんと『アルバムを作りたいよね』という話になったんです。北川さんとお会いしていない期間にミュージカルをやらせていただいたり、私自身も少しずつ経験を重ねていたので『今、北川さんと思いきり好きなものを作るなら、やはりアルバムだろう』と制作することになりました」
全12曲がラインアップされたアルバムは「めちゃくちゃ前向きな曲が詰まっています」と笑顔に。
「一曲一曲に集中してレコーディングしていたので、並べたときにどうなるかをあまり意識していなかったんですけど(笑)、こんなに前向きで踊れる曲がそろっていたんだなと。あと北川さんが今のリスナーさんに向けて、前奏を短くするなど工夫をしてくださり、それを統一するよう他の作曲陣にもお願いしてくれたので、すっきりとした聴き心地になっていると思います」
彼女の声が優しく包んでくれるアルバムは、心が疲弊しがちな昨今に聴きたい一枚にも仕上がった。
「コロナ禍になり、私も“1人で戦ってる”と感じる瞬間がすごくあって。そういうときに寄り添ってくれるような曲を作りたいな、と思っていました。そのテーマは、『SHINOBI-NAI』のときにポルカドットスティングレイ・雫さんへお伝えしたりもしたので、アルバム一枚をツルッと聴いて、気持ちが軽くなるものになっていたらうれしいです」
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