——では最後に、言葉を生業にするアナウンサーということにちなみ、「仕事で大切にしている言葉」、「誰かに言われた心に残っている言葉」、「好きな言葉」、この3つを教えていただけますか?
これはお仕事を始めた頃からなのですが。番組が始まるまでは、準備もちゃんとしつつ、でももちろん緊張もするんですけど、(本番の)3秒くらい前には切り替えて、“よーし!楽しもう!”って思うようにしています。
軽部さんがおっしゃっていた言葉です。対になっている言葉で、「あぁ、確かに両方だなぁ。人生何事もそうかもなぁ」と思って。私、軽部さんにはずっと「めざましテレビ」でお世話になっていて、今でも家族ぐるみで仲良くさせていただいているんですけど。三十年近く毎朝生放送をされている軽部さんが言うからこそ面白いというか…ちょっと辛いことがあったときに思い出すと、フッと笑えるし、少し気持ちが楽になるんですよね。
結構コロコロ変わるんですけど、最近はこれです。ネットの記事で読んだんですけど、嫌なことがあったときも、去年少し病気でお休みしたときも、今のこのコロナの状況も、全然よくはないんですけど、“ちょうどよかった”んだって思うと、もしかしたら良い点もあるかもしれない、というか。この言葉をつぶやいてみることで、ポジティブに切り替えられるなって思って、この言葉が気に入っています。
かいとう・あいこ=1984年1月25日生まれ、東京都出身。B型。2004年にセント・フォースに所属。2005年から「めざましテレビ」で4代目お天気キャスターを務め、2011年からは「めざましどようび」の総合司会を担当するなど、長らく‟めざましファミリー”として活躍。現在は「ゴゴスマ〜GOGO!Smile!〜」の月曜日アシスタントや「BSイレブン競馬中継」の司会を担当。また「プレバト!!」では2月3日の放送で名人に昇格した。
交流のある同事務所所属のアナウンサーは「最近はなかなか会えていないのですが、先輩の杉崎美香さんと、後輩の高見侑里ちゃん、3人で仲良くしていて、それぞれのお誕生日の月に会うっていうのをやっていて、もう5、6年になります。美香さんが息子さんを連れて来て、にぎやかな回になることもあって。4人で鬼ごっこしたこともありますよ。息子さんが鬼で、私たち大人が逃げ回るっていう(笑)。3人とも競馬番組のMCという共通のこともありますし、本当にいろんなことを話せて、すごく楽しいです」
取材・文=四戸咲子
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