2022/03/04 11:00 配信
「30までにとうるさくて」に引き続き、知也を演じることができて、素直にうれしかったです。さらに監督・金井紘さんの演出でまた、自由で自分勝手なのに、どこか愛くるしさのある知也を作り上げていくことをとても楽しみにしておりました。
今回は知也の目線というか、「30までにとうるさくて」よりさらに知也のわがままな姿が描かれているので、そのどうしようもない情けない部分を出せるように意識していました。この知也という男は、極端に結婚に興味がない人間ではありますが、そんな人間のなかなか人には言えない素直な部分を女性に見ていただけたらと思います。
男性の方は、少しでも共感できる部分もあると思うので、今回、出てくる女性の意見を聞きながら、ちょっとでも自分の結婚観を見つめていただければなと思います。
ずっと気になっていた作品だったので、お話をいただいたとき信じられなかったです。そして、素直にすごくうれしかったです!
監督さんからまりえちゃんはあざと女子と言われたので、あざとさを意識して演じました。
この作品をとおして、女性からの何気ないアピールが、男性にとって“結婚”というものをプレッシャーに感じさせてしまうことを知ることができました。なので、おつきあいをする前に、「何歳までに結婚をしたいと思っている」という意思を相手に伝えることが大事なのかなと思いました!
男女の価値観の違いってむずかしいですね。
リアリティー番組や日常の隙間を見られるような配信が人気の今、とても共感深くリアルな物語を「演技者として、作品として魅せる」という挑戦にたずさわらせていただくことができて、とてもうれしかったです。
「30までにとうるさくて」同様、「結婚してとうるさくて」でも、まさに登場人物が十人十色で、はっきりと物語を色づけているので、私自身、白石梨沙子という女性を原色のように強く演じたいと思いました。
現代社会が日々、変化をしているように愛のかたちも人それぞれで、結婚というテーマも含め、生活すべてが哲学的だなと、改めて考えさせられることが多くありました。
コミカルな演出のなかに、楽しむこともなやむことも総じて愛おしいと思える瞬間が私自身たくさんあったので、ご覧いただけるみなさまにも、人間らしい愛おしさをぜひ感じていただきたいです。
※柳俊太郎の「柳」は木へんに夘が正式表記
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