日テレ、Z世代向け新ドラマをTikTokなど“テレビ外”にも分散発信、鈴木努プロデューサー語るZ世代に届ける挑戦

2022/03/05 12:00 配信

ドラマ インタビュー 独占

日テレ新枠・Zドラマ「卒業式に、神谷詩子がいない」が放送中(C)NTV

日本テレビは2022年2月27日(日)より「Z世代に向けたエール」をコンセプトに、ドラマの世界観をメディアや手法にとらわれず、SNS、楽曲、ライブ配信、映画、舞台など自由なカタチで描き出すドラマプロジェクト「Zドラマ」をスタート。第1弾として茅島みずきが民放初主演となる「卒業式に、神谷詩子がいない」(毎週日曜昼1:45-2:15、日本テレビ系※関東ローカル)を放送・配信中。本作の企画・プロデューサーを務める鈴木努氏に新設された「Zドラマ」という枠に込めた思いや、「卒業式に、神谷詩子がいない」の撮影エピソードなどを聞いた。

2022年の今しか描けないことを描く


「Zドラマ」制作にあたっての思いを聞くと、「今を生きる若者の力に。社会の状況が日々変わる中で、色々な思いを抱えて青春を送っている若者に、2022年の今しか描けないこと、今こそ届けたいメッセージを詰め合わせた物語になっています」と“今”に注力した作品づくりを行っていることを明かす。

メディアや手法にとらわれない新しいドラマの形を提示するということも「Zドラマ」の挑戦だ。「かじるドラマと名付けたドラマ本編を凝縮した映像や、登場人物の視点で切り取ったVlogを色々な場所で楽しむことができる仕掛けを作っていきます」と鈴木Pが話す通り、“かじるドラマ”は月〜土曜日に短尺の縦型ショート動画コンテンツを各 SNS プラットフォームで毎日配信。Instagram、YouTube、TikTok、LINE VOOM、au 5G チャンネルで展開している。

また、コンセプトである“Z世代に向けたエール”を届けるために、「時間、場所、アプリを選ばすにドラマの世界に浸っていけるようなコンテンツの展開を行っていきながら、最終的にはドラマの大きなストーリーに没入することによってメッセージを伝えていきたいです」と、テレビだけにとどまらないコンテンツ展開にもこの枠ならではのこだわりが見える。