藤原さくら、『ファイトソング』で姉御キャラを演じるも実際は「全然クールじゃない」人生を楽しむための“マインド”を明かす＜インタビュー＞

清原果耶が主演を務める火曜ドラマ「ファイトソング」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)にシンガーソングライターの藤原さくらが出演中。同作では、主人公・花枝(清原)や慎吾(菊池風磨)と幼なじみ・萩原凛を演じており、頼れる姉御キャラと思いきや時折見せる切ない表情に注目が集まっている。このほど藤原にインタビューを実施。凛を演じる上での思いや、芝居へのこだわり、また、多方面で活躍する藤原が大切にしているという“マインド”について語ってもらった。

同作は夢破れた“スポ根ヒロイン”花枝と、落ちぶれた一発屋の変人ミュージシャン・芦田(間宮祥太朗)、見た目はチャラいが、いちずに花枝を思い続けている慎吾を含めた不器用な3人のじれったくて切ない、恋と成長の物語。

脚本はドラマ「この世界の片隅に」(2018年、TBS系)や映画「いま、会いにゆきます」(2004年)などを手掛け、2019年に紫綬褒章を受章した岡田惠和が担当する。

凛は好きな人に素直になれない「小学生男子」

――ここまで凛を演じてみて、どんな人物だと感じていますか？

気が強い性格で、言葉だけ目にすると結構パンチの強いキャラクターではあるのですが、心を読み解いていくとすごく乙女な部分があるんです。ただ、素直になれなくて、言葉でうまく伝えられないところが小学生男子みたいだなと思います。

――撮影が進む中での変化はありましたか？

少しずつ(凛の)色んな面が見えてきた印象があります、恋愛面では何も進んでいないんですけど(笑)。花枝に対するお姉ちゃんっぽい一面や、横浜デートで見せた恋する女の子の一面とか。でも、慎吾の背中を押すような場面もあって、そういう立場にいっちゃうんだって思いました。

――“背中を押す”という凛の行動は意外でしたか？

そうですね。でも、演じていて思うのは、花枝が慎吾のことを恋愛対象として見てなさそうだから“当たって砕けてこい！”と後押しできるのかも。

きっと二人が本当に付き合うことになったら嫌だと思うんですけど、芦田さんという存在がいるから安心しているところがあるのかもしれません。