2022/03/10 14:00 配信
カリスマ性あふれるカリカについて、徳井先生は「先輩芸人にかわいがられない」というしくじった特徴を持っていたのではないかと考察し、その理由を「(先輩芸人は)カリカの前では、センスをはかられている気がしてビビってしまう」という心理があったのではないかと分析した。
また、数あるカリカのネタのなかで、徳井先生がもっとも衝撃を受けたのは“漫才”だったと語り、カリカが「M−1グランプリ」準決勝に出るネタを練習しているところをこっそり見ていたという先生は、その漫才を見て「優勝できる!」「大スクープだ!」と、当時、大興奮したことをふり返る。
“このネタなら本当に優勝できる”と確信めいたものを持っていた先生だったが、結果、カリカは準決勝で敗退し、その後、家城は「ゼロイチは作れるが、その時点で自分の欲は終わる。それを100までたたきあげないと、決勝にはいけないんだな」と語っていたといい、徳井先生は「いろいろなことをたくさんやってきたけど、全部100まではやらなかった。本人曰く、それで満足しちゃうと言っていた。自分も納得してるし、世間もほめてくれるし、“十分でしょ”ってなって、新しいことにいっちゃう」と、家城の言葉にカリカが大成しなかった理由があったのではないかと推測した。
最後に徳井先生は、その家城の言葉を踏まえ、カリカから学んだ教訓を公開した。
授業の終盤、ふた組目の“ネタは天才的におもしろいのにまだ大成していない芸人”として、徳井先生が挙げたのは、ボケ担当の清人、ツッコミ担当の佐田正樹からなる“九州最大の暴走族のメンバー同士で組んだヤンキーコンビ”バッドボーイズで、「僕がいちばん好きな芸人」と紹介し、「ぜひ、佐田さんと清人さんの自叙伝を読んでください。涙なくしては読めない」と続け、「ちょっとした話で言うと…」と、芸人の道へ進むと決めたバッドボーイズのふたりに起きた仲間との“とある出来事”や、ピュアでやさしい人柄がにじみ出る清人と祖母のエピソードなど、自ら語っていく先生だったが、思わず感極まって言葉を詰まらせてしまう。その徳井先生の様子に、生徒たちは「自分のトークで泣きそうになってる!」「早いって!」と爆笑した。
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