「残された人たち」の日常にある、深く静かな変化を描いた、心揺さぶられる作品でした。リハーサルやミーティングを重ね、「ドキュメンタリーのように撮りたい」という監督の言葉から、感情の機微やキャストとの関わり方まで繊細に取り組みました。変わっていく環境、止まったままの時間。はるかと和歌子、それぞれの視点からの心を感じ取ってもらえたらと思います。
初めての東京で、ドラマの経験も少ないので、とても不安でした。でも、石塚監督からたくさん問いかけをもらって、たくさん考えて、はるかを演じるのではなく、はるかになって撮影をしました。はるかの気持ち、和歌子の気持ちが、見てくださっている方に届くといいなと思います。