――2021年12月に行われたイベント「TSUBURAYA CONVENTION 2021 SPECIAL PROGRAM」で、「実感がないんです。壮大なドッキリと思っていて」と話されていましたが、出演が決まった時の気持ちを改めて聞かせてください。
ドッキリというか、まさか自分がウルトラマンに出演させていただけるとは思ってなかったので、マネジャーさんから電話で出演のことを聞いた時は、うれしいよりもまずビックリしました(笑)。小さい頃、ウルトラマンを見て育ったというくらいたくさん見てきましたから、大人の今じゃなくて、どちらかというと子どもの頃の気持ちに戻った感覚で、「やったー！」っていう感じでしたね(笑)。“ウルトラマン”という名前は、この年になるまでずっとなじみがありますし、あって当たり前という身近なワードです。
――昭和、平成、令和と時代を超えても続いている人気シリーズですもんね。
仮面ライダーシリーズにも出させていただいたんですが、僕が小さい頃には仮面ライダーの放送がなかったので、幼少期はウルトラマンと戦隊モノで育ったという感じなんです。これまで事務所の後輩が「ウルトラマンのオーディションを受けます」って言ってくれたりして、「頑張って！」って声をかけていたんですけど、まさか僕が出演するとは…。人生って何が起きるか分からないもんですね。自分の領域を超えていくというか、これが縁とか運命ってヤツなのかなって思いました(笑)。
――ウルトラマンシリーズの中で特にハマったのは？
それ以前も見てましたが、ちゃんと見るようになったのは「ウルトラマンティガ」と「ウルトラマンコスモス」でした。今回の「トリガー」が「ティガ」の流れをくんだものなのでうれしいですし、勝手に近く感じてます。
――テレビシリーズの「ウルトラマントリガー」は、ご覧になられてどんな印象でしたか？
「エピソードZ」への出演のお話を頂いたのがテレビシリーズの放送が始まる1週間ぐらい前だったんです。「今から始まるんだ」という気持ちで第1話から見ていましたが、物語も設定も壮大ですし、アクションもCGもめちゃめちゃクオリティーがすごいなぁって思いましたね。
豪華なんです。1話1話、「これが出るんだ！」って視聴者の皆さんが喜ぶような展開があって、「これ、劇場版じゃないの!?」っていうぐらい豪華で盛りだくさんで、「ここまでやっちゃうんだ！」っていう気持ちで毎週見ていました。
――「ティガ」の流れをくんでいるということもあって、なじみのある怪獣が出てきたりもしますし。
そうなんですよ。今のお子さんだけじゃなくて、当時「ティガ」を見ていた世代の方も一緒に楽しめる内容なので、それもすごいところだと思いました。もう1回「ティガ」を見てみたいって思いますよね。さすが、歴史のあるシリーズだからこそできることだなって。
――テレビシリーズも見ごたえのある最終回でしたが、そこから2年後の世界が今回のお話です。中村さんはGUTS-SELECTの新隊長・トキオカリュウイチとして登場されますが。
そこもビックリしました。まず「隊長なんだ！」って(笑)。隊長って、もうちょっと年配の方が演じられることが多いんですよね。なので、自分が隊長でいいのかな？って。
――前のタツミ隊長(高木勝也)とは違うタイプの隊長に。
隊長のキャラは違うものにしたいというのが監督の考えの中にあったみたいで、タツミ隊長は“隊長”らしいタイプだったので、マナカケンゴ(寺坂頼我)に近い人柄で、フランクに接することができる感じになりました。あ、タツミ隊長が接しにくいというワケではないです(笑)。ただ、トキオカも戦闘シーンではカッコよくというか、隊長らしくやってほしいとは言われました。
――ポスターを見ると、隊長だからなのか、他のメンバーより遥かに大きな武器を持ってますよね？
そうなんです(笑)。劇場版のために作ってもらった新しい武器だそうです。今、腰に通常サイズというか、他の隊員も持っているような武器を着けてるんですけど1回も使ってないです。でもやっぱり武器を持って戦うシーンは、撮影の時も気持ちが入りますね。
――GUTS-SELECTのユニフォームも似合ってます！
これを着ることができたのもすごくうれしかったですね。このジャケット、自分で買おうと思ってます。普段でも着られそうですよね？これを着て、「トリガー」の隊長をやってたんだよ！っていうのをみんなに示しながら歩きたいです(笑)。
――ポスターではキャップをかぶってますが…。
キャップをかぶるとガチ過ぎて、トリガーマニアかコスプレかと思われそうなので、普段着るとしてもこのジャケットだけにしておきます。
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