松本穂香が語る“転機”と“これから”「すてきな出会いの積み重ねで今の私がある」<インタビュー>

皆川(猿時)さんのアドリブについていくのに必死でした(笑)

――オムニバスのコントドラマということですが、苦労したことはありますか?

歌舞伎に挑戦するシーン(「歌舞伎中継 春の大犬自慢踊り」)があるんですが、そこは大変でした。これまで経験したことがなかったので、踊りや見得を切るというのが難しかったです。共演している藤間(貴雅・日本舞踊家)先生に振りを教えていただいたんですが、あまり時間もなかったので本番も藤間先生のことを凝視して…(笑)。よくこれでOKが出たなというレベルなので、そこにはあまり注目し過ぎないでほしいですね(笑)

――(笑)。歌舞伎メークはいかがでした？

最初で最後かなと思います(笑)。ドラマや映画ではなかなかチャンスがないと思うので、すごく貴重な体験をさせていただいたと思っています。せっかく機会をいただいたので、あの衣装とメークで記念撮影もしてもらいました!

――シュールな笑いが散りばめられた、まさに松尾ワールド全開の本作。撮影中に思わず笑ってしまうことはなかったのでしょうか？

テストのときは笑っていました。本番でも、もしかしたら笑ってるところがあるかも(笑)　特に最初の「人は叱られているとき、何を考えているのだろう」の松尾さんがとても面白くて。動き一つ一つに笑ってしまいそうになっていましたね。あと、皆川(猿時)さんと劇中でお笑いをやらせていただいている「スニーキー狩り」という作品では、皆川さんのアドリブについていくのに必死でした(笑)。男とか女とか関係なく、とにかく全力で本能のままぶつかってきてくださるので、私も全力で返しました。