――撮影現場の雰囲気や共演者のみなさんの印象はいかがですか?
NHK大阪の人達はみんな優しくてあったかくて、初めてお会いしたような感じがしませんでした。変な緊張感がなく、とても居心地がよかったです。共演者の深津絵里さんやオダギリジョーさんとは初めてお会いしました。「カムカムエヴリバディ」の放送を拝見していた時にとても演技がすてきだったので一緒にご出演できることを楽しみにしていました。ひなた編ですけれど、川栄李奈さんとご一緒するシーンはあまりなくて撮影の合間に少しお話するくらいでした。それよりも深津さんとの出演がメインでしたね。やはり、るいさん役ですから。あとは、夫である勇を演じる目黒祐樹さんとのお芝居が印象に残っています。
――放送を楽しみにしている視聴者の方々へのメッセージをお願いします。
岡田結実さんが演じた雪衣の晩年をやらせていただきました。視聴者の皆さんが雪衣に対してどんな思いを持っていらっしゃるのか、悪い思いの方が多いのかしら? とちょっと怖いですけれども、これからもずっと作品をみていただいて、ドラマが全部終わった時、雪衣に対する皆さんの印象がどんな風に変わっているのかなと、私の方が楽しみにしております。「カムカムエヴリバディ」は3世代に渡ってつながりがあったり、ヒロイン以外の家族についても親子や祖先とのつながりも描かれていたり。そういうところがとても特徴的で面白い作品です。
錠一郎さんも喫茶店「Dippermouth Blues」の定一さんとつながっていたように、みんなどこかでつながっているという小さな物語がたくさん明らかになるので、深く楽しくご覧いただけるのではないでしょうか。エンディングはまだ想像もつかない、未知の世界ですね。私も皆さんと同じ気持ちで楽しみにしております。