武田:VR映画は、360度を撮影するので、共演の西銘さん意外、私の周りにはまったく人がいないんです。通常の撮影では、相手側の後ろにカメラさんがいるのですが、ほんとに誰もいなくて不思議でした。カメラは遠くにあって、「スタート」の掛け声もないので、自分たちのタイミングで演技を始めたり。終わりの合図もないので、西銘さんと「長いですね」「カットかからないですね」「スタッフさんに言いに行きましょうか」って相談したくらい。でも誰もそばにいないからこそ、演技に集中できて、自然にお芝居ができたと思います。撮影で注意したのは、自分の動きがカメラからフレームアウトしないようにしたこと。あと、体が揺れてしまうと見ている人が気になってしまったり、大きな動きを繰り返すと見ている人が酔ってしまうそうなので、そこは気を使っていましたね。完成した映像を見て、ちゃんと空間がつながっていたので、すごいなって改めて思いました。
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