春ドラマ ホントの評判をドラマ解説者&視聴者の声で分析!「貴族探偵」編

2017/05/01 09:00 配信

ドラマ

武井咲と生瀬勝久の会話劇がツボに(C)フジテレビ

ついにスタートした春ドラマ! 異色の推理ドラマ、正統派ラブコメディー、本格派アクションなど、話題作の盛り上がりどころをドラマ解説者・木村隆志、ドラマ評論家・田幸和歌子、視聴者の声(TwitterなどのSNSや編集部独自調査から集計)のナマ声からリサーチ!豪華出演者陣の卓越した会話劇が最大の魅力の「貴族探偵」(毎週月曜夜9.00-9.54、フジ系で放送)を分析

武井と生瀬のボケとツッコミに爆笑必至!


最大の特徴は「捜査も推理もしない探偵」ということ。「安楽椅子探偵」という手法は大きく分けるとシャーロック・ホームズ等と同じ一つの定番だが、面白いのは、それが貴族であることと、親しみやすいキャラの相葉雅紀が演じるというギャップだ。ゴージャスな天幕の中、貴族ファッションでたたずむ「浮世離れ」感や、徹底した命令口調、「官憲」「公僕」といった耳慣れない用語を澄まし顔で連発するおかしさがある。松重豊、中山美穂、滝藤賢一が演じる「召し使い」たちの完全分業制の仕事が、一つの答えを導き出す快感もある。さらに、刑事役・生瀬勝久の小市民ぶりや勘違いの数々と、武井咲演じる女探偵・高徳愛香とのボケ&ツッコミの掛け合い、そして極め付きはスマホ「ギリ」の声が仲間由紀恵という“トリック”まで。また、愛香とその師匠役の井川遥の2人のシーンはCM映像のように見えてしまうが、これも裏設定あってのこと。(田幸和歌子)

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