完成報告会の中で、共演者からのメッセージが届けられるというサプライズも。
反町には、石沢の同期で熱血漢の部長・風間宏役の萩原聖人から「ドラマ業界のある時代を一緒に生きてきた同志のように感じています。でも、お会いするのは初めてで、普段緊張しない僕もすごく緊張しました。出会うべくして出会ったタイミングでの初共演がうれしかったです」というメッセージが送られた。
それに対して、反町は「実は昔から結構好きなんですよね。芝居にリアリティーがあるというか。僕も同じ気持ちです。会うのは初めてですけど、世代が一緒で、仲間の役でもあったので、それがちょっといいなぁって感じていました」とうれしい気持ちを示した。
そして、Twitterで募集した“言ってほしいせりふ”を生披露。石沢課長に言ってほしい一言に選ばれたのは「(ったく)今どきの若いモンは、あんまり頑張りすぎるなよ」だった。ビシッと披露した後、「すんごい恥ずかしい(笑)。(目の前にいるのが)ファンの方じゃなくて記者の方ですからね(笑)」と、またまた照れ笑い。
しかし、「“頑張れよ”っていうのはよく言うと思うんですけど、“頑張りすぎるな”というのはいい状態を自分でコントロールして長く保てよということでもあると思うので、僕も自分の娘には『あんまり頑張りすぎんなよ』って言います。プレッシャーにならないですし、いい言葉ですよね」と選ばれたせりふについての自身の考えを語った。
最後は、反町が「僕たちは現場で、原作を超えられるように、熱くみんなで話し合いながら、葛藤しながら作品を作ったつもりです。一人でも多くの方に見ていただけたらと思いますのでよろしく願いします」というメッセージで締めくくった。
◆取材・文=田中隆信
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