ももいろクローバーZ・高城れにが3月20日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で開催中の「TBSドキュメンタリー映画祭2022」で上映された映画「ももいろクローバーZ ~アイドルの向こう側~」(公開中)の舞台あいさつに、酒井祐輔監督と共に登壇した。
3月24日(木)まで開催される同映画祭は、1955年の開局以来、ドキュメンタリーを製作・放送して続けてきたTBSが、「もっと深く、じっくり時間をかけて、ニュースのさらに奥にある真実を伝えたい!」という思いから制作したドキュメンタリー11作品を映画館で公開するというもの。
同作品は、女性アイドルの最前線を走り続けるももいろクローバーZに密着し、メンバーや関係者たちへのインタビューを通じてグループの可能性と未来を見つめた意欲作だ。
上映後に登壇した高城は、作品について「みんなでトークした部分では『あぁ、こういう考えもあるんだな』って思ったんですけど、個人個人のインタビューって他のメンバーが何を話したのか分からなかったので、『こういう考え方で、こういう伝え方をしているんだな』って、改めて自分たちを振り返るいいきっかけになったんじゃないかと思いました」と告白。
また、「(10周年などの)記念すべき年とは関係なく“ももクロ”を追ってくださるって聞いて、正直どんな完成形になるんだろうって思っていたりもしたんですけど、10周年の時には聞かれなかった深いことを話せたので、きっと見てくださった皆さんも、新しい“ももクロ”が見られたんじゃないかなと思っています」とにっこり。
さらに、「結婚観とかアイドルについてとか、メンバー同士でも話したことがなかったので、私たちもすごく新鮮でした。ありがとうございます」と酒井監督に感謝の思いを伝えた。
そんな中、酒井監督が「最初はテレビ番組として撮影していて、ちょうど高城さんのインタビューの時に映画になるかもしれないということで、そのことを伝えたらすごく驚いていましたよね?」と明かす。
高城は「驚きましたよー! ドキュメンタリー映画って見たことあるので『こういう感じになるのかな』というイメージはあるんですけど、なにせ私たち“ももクロ”は普段からすごくふざけているので、『取れ高あるのかな!?』って思ったりしたので(笑)」と漏らして会場を沸かせた。
最後に、「今後もこれを機に、新たな自分たちとの向き合い方だったり、“モノノフ”(ファンの呼称)さんとの向き合い方だったり、お仕事に対しての向き合い方だったり、メンバーそれぞれ思うことがあると思うんですけど、どうであれ“モノノフ”さんたちには付いて来てほしいなって思います」と語り、イベントを締めくくった。
◆取材・文=原田健