綾野剛が、7月スタートの日曜劇場「オールドルーキー」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)で主演を務めることが発表され、現役を引退したサッカー元日本代表・新町亮太郎を演じることが分かった。また、脚本を担当するのは「HERO」シリーズなどで知られる福田靖氏。トップアスリートたちの“生の声”を反映しつつ、セカンドキャリアへ踏み出す主人公の姿を完全オリジナルで描く。今作で日曜劇場初主演となる綾野は「やりがいが、生きがいに進化した新町がたどってきた軌跡を、そして登場人物全ての、これからのオールドルーキーを一緒に紡いでくれるチームと全霊で挑みます」と意気込みを語った。
同ドラマは、サッカー以外のスキルや経験が何もないどん底に追い込まれた主人公が、新たな目標に向かって生きるヒューマンドラマであると同時に、もう一度娘が誇れる父親になるために奮闘する家族再生の物語だ。
綾野が演じる新町は、底抜けに明るく、サッカーに人生を懸けてきたプロサッカー選手。日本代表まで上り詰め、決定的な場面でゴールも決めたが、その後はけがの影響で低迷。まさに“記録より記憶に残る男”だった。その後、J3のチームに所属していたが、37歳で突如現役引退に追い込まれてしまう。
37歳にして新人。社会人デビューとしてはあまりに遅すぎる新町が、どん底の中で出会ったのは、スポーツマネージメント会社「ビクトリー」。スポーツマネージメントとは、現役アスリートの代理人やマネージメントを行う、いわば裏方。それでも、サッカーを心底愛し、スポーツを誰よりもリスペクトしているからこそ、新町はそこで働く決意をする。
しかし、サッカー選手だった自分を誇りに思ってくれていた娘たちに、引退したことを言えないでいた。でも、近い将来、娘たちに自信を持って引退したこと、そしてセカンドキャリアを踏み出したことを言えるように、持ち前のポジティブ力と、サッカーで鍛えた直感力で突き進んでいく。
また、今作ではアスリートたちへのリスペクトと共にスポーツが持つ魅力をリアルに伝えるため、実際のトップアスリートたちに緻密な取材を行っている。各話でスポットが当たるアスリートはさまざまだが、野球では現役で活躍する鈴木誠也選手に取材し、選手としての葛藤や、自身が所属しているスポーツマネージメントの話などを聞いたという。そのほか、有名アスリートたちの生の声も反映、今後そのアスリートたちも解禁される。