――そして、5月からは全国ツアーが予定されています。Lucky Kilimanjaroは作品とライブ、かなり印象が異なりますよね。
「いい意味で裏切られると思います(笑)。作品には入れきれないダイナミクスもライブでは表現できますし、そういうところを余すことなく伝えることで、みんなにパワフルさを与えられるかなと」
――この新作の曲たちがどんな形で鳴らされるのか、期待が高まります。
「僕らのライブって、ほぼノーMCで25曲ぐらいやるんですけど、過去曲ともミックスアップしつつ、どういう風に見せていくか。今回の曲たちは結構ライブでバチバチに鳴らしたいなっていう感覚もありますし、かなりいいセットリストができるんじゃないかと楽しみにしています」
――加えて、こういったいろんな“好き”を肯定することが伝わるといいですよね。
「シンプルだから故、意外と忘れちゃうし、脇に置いちゃうけど、ホントに大事なことだと思います。最終的には自分がときめく方へ行くべきだと思いますし。そういう基盤じゃないですが、ベースを作っていきたいという感覚はありますね」
――ライブ自体もそういうキッカケになればという想いもありますか?
「もちろん、まずはただただ楽しんで欲しいんですけど、いろんなストーリーを背景にしてライブに足を運んでくれると思うんです。例えば、ちょうど5月ですから『就職したばっかりでちょっと大変なんです』とか、下手したら『恋人と別れてきました』とか(笑)。そういう人たちのストーリーに対して、光じゃないですけど、道筋が見えればいいと思っています。歩いていたらふとアイデアが思い浮かぶことってあるじゃないですか。僕は踊っていたらアイデアが出てくると思っているんです。1時間半とか2時間のライブで踊り続けることで、自分の中のストーリーと僕らの音がつながり、新しい方向が生まれたらいいなと考えています。だから、そういうライブをしようと心がけていますね」
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