<サヨウナラのその前に>奥平大兼“宙”に漂う孤独…“地球最後の日”にたどり着く境地とは

2022/03/28 20:30 配信

ドラマ 速報

【写真を見る】5人の主人公それぞれに“地球最後の日”が訪れる…!(C)NTV


29日からのクライマックスは、隕石到着当日の夜、いつもの丘でポツンと過ごす宙の姿から。その背後には、宙に何かを伝えるためにやってきた未希(南沙良)の姿があり、「地球最後といわれる日、俺はやはり一人でここにいた。そしてそこで、もう一つの最後を迎えることになるのだ」という宙のモノローグが重なる。

宙と未希、そして渡会、陽子、開。5人それぞれが“したかったこと”を成し遂げ、伝えたかったことを伝えたその後、地球が迎える“その日”が描かれる。なお、23話(最終回)ディレクターズカット版が4月1日(金)朝5時50分からTVerで配信される。

第21-23話あらすじ


3月31日、午後7時50分――。陽子は病院の分娩台に上がっていた。雄一(梶裕貴)に見守られながら、分娩台の上で必死に出産と闘う陽子の脳裏に、過去の出来事が走馬灯のようによみがえる。私の人生は本当にタイミングが悪かったのだろうか。この隕石騒動がなければこの子を産む決意をしたのだろうか…。

同時刻――。渡会は、三恵(片岡礼子)と京子(吉田美月喜)と3人で食卓を囲んでいた。テーブルの上には温かいうどんと大量の天ぷら。久しぶりの家族の食卓と会話のない混沌とした空気に、自然と“あの笑み”をこぼす渡会。『家族で話したいことがある』そう告げたのは自分なのに、何から話すべきか…。戸惑っていると、三恵と京子が「2人で京都に行っていた」と話し始める。

その頃――。開は必死に起爆システムのプログラムの解析を進めていた。そして、宙と未希はいつもの丘で再会する。「これでサヨウナラかもしれないから、その前に『したいこと』があるんだ」と歩み寄る未希に、今日くらい俺なんかの心配なんてせずに自分の幸せだけ考えてほしいと言う宙。それに対し未希は、「アンタ逃げてんのよ。私はここに闘いに来たの。過去の自分とアンタ相手に…」。そんな2人の前に、真っ白な閃光が走る。