＝LOVE・野口衣織のアニメ連載！地獄ライフを描いた「鬼灯の冷徹」は勉強にもなるアニメ【連載：いおはにほへと。#6】

自覚のない“真性”に目がないんです(笑)

｢自覚がない真性ほど恐ろしさが際立つのではないでしょうか｣
｢だから私はSではないと何度言ったらわかるんですか！｣鬼灯
(「鬼灯の冷徹」OAD第1話より)

もう…鬼灯が大好きで!!(笑)　鬼灯って見るからにめっちゃ無愛想だし、実際に冷徹で辛辣なキャラなんですけど、自分を「Sではない」と言い張るんですよ(笑)。私は、自覚のない冷徹キャラに目がないんです(笑)。

一方で、 座敷童子ちゃんの2人にはめちゃくちゃ甘かったりして、子どもとお年寄りと動物にはちゃんと優しくしようっていう面もある。そんな、人としてちゃんとしてるところも推せるし、ただただ、沼！　部下とか悪い人、閻魔大王には超厳しくて(笑)、そこもまた面白いんですけどね。

例えば第1期の第3話で、柿助・シロ・ルリオが徹夜明けの鬼灯を起こしにいく場面。閻魔大王は以前、寝起きの鬼灯に蹴られた経験から忠告するんですけど…動物には優しいから、怒らない!!　 最初、起こされた時はすっごい目つきで睨みつけるんですけど、蹴らないで～！って泣きわめくシロに「動物相手にそんなことしませんよ」とか言いながら、結局は起きるんです。しょうがねぇな、みたいな。朝が弱いところも、寝ぐせがついちゃってる感じも、もう可愛い～～～!!!って感じでした。そして布団に入ってる時のまんまるなシルエットも、かたつむりみたいで可愛いかった…(泣)。