「サヨウナラのその前に」最終回で描かれた“自分を信じること” 奥平大兼“宙”の戸惑いが確信に変わる

2022/03/31 09:00 配信

ドラマ レビュー

「どうでもいい“当たり前”が人類史上一番の幸せ」


親に捨てられ、失う恐怖を人一倍感じる宙は、それでも受け止めきれない。「自分を信じるって、どうやるんだっけ?」と、戸惑いを見せた宙。未希は包み込むように「世界中がたとえ君を愛さなくたって、私はずっと、世界で一番君を愛してる。約束する。好きだよ、宙」と思いを伝えた。

隕石衝突の回避がどうでもよくなるぐらいの“愛情”を知った宙。初めて誰かに必要とされ、納得したように「地球のこととか、もう頭に入ってこない。未希が隣にいるってどうでもいい“当たり前”のことが、人類史上一番の幸せに感じる」とつぶやいた――。

3月1日(火)に火曜日の主人公・宙の物語から幕を開けた「サヨウナラのその前に」は、宙が本当の幸せを見つけるとともに幕を閉じた(ちなみに隕石は、無事衝突回避された)。

一度は未来を失い、家族も失い、生きる意味を見失った宙が、誰かに必要されることで初めて“幸せ”を実感するラスト。デビュー作「MOTHER マザー」での瑞々しい演技が話題を呼んだ奥平が、そんな宙の戸惑いが確信に変わっていくさまをリアルに、切実に表現した。視聴者からも「宙が幸せを感じるラストに感動した」「奥平くんの演技がグッと来た」といった声が上がった。

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