「DUNE/デューン 砂の惑星」のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が描く異色のSF作品! 映画「メッセージ」がBS12にて放送

2022/04/02 17:44 配信

映画

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作「メッセージ」が、4月2日(土)夜7:00よりBS12にて放送! (C)2016 Xenolinguistics, LLC. All Rights Reserved.

毎週土曜夜7:00より、BS12 トゥエルビにて放送中の「土曜洋画劇場」。4月2日(土)夜7:00からは、第94回アカデミー賞で6部門受賞したSF大作「DUNE/デューン 砂の惑星」を手掛けたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督による異色作「メッセージ」を放送する。

突然飛来した知的生命体が人類に伝えようとしたこととは?


テッド・チャンのSF小説「あなたの人生の物語」を原作とする映画は、突如世界各地に巨大な宇宙船が出現する中、地球へやってきた謎の知的生命体が人類に伝えようとしている“メッセージ”を読み解こうとする人々の奮闘を描く異色のSFドラマ。

映画はアメリカ・モンタナ州の大学で教鞭をとる言語学者・ルイーズ(エイミー・アダムス)の回想シーンから始まる。ルイーズは幼い娘と幸せな時を過ごしていたが、やがて娘が病魔に侵され、悲しい別れがやってくる。

そんな中、世界各地に巨大な宇宙船が降り立つ衝撃的な事態が発生。宇宙船はアメリカをはじめロシア、中国、日本、南米など12カ所に到来。ルイーズは米軍の幹部から、モンタナに着陸した宇宙船内のエイリアンと接触し、彼らの言語を解読するよう要請を受ける。

巨大な楕円形の黒く無機質な宇宙船は、どこから、どのようにして地球にやってきたのか。そして“彼ら”の目的は何なのか。その言語の謎が解けた時、彼らが地球にやってきた真相と、人類に向けた“ラストメッセージ”が明らかになる。

ドゥニ・ヴィルヌーヴがSF作品に込めた現実社会への警鐘

ルイーズは物理学者・イアン(ジェレミー・レナー)と共に、謎の知的生命体が示すメッセージを読み解こうとする (C)2016 Xenolinguistics, LLC. All Rights Reserved.


原作の哲学的な内容とは異なり、現実の国家間対立を反映するなど、より分かりやすい物語となっている本作。エイリアンを敵視し攻撃しようとする中国の軍人や、「情報を守るために自国民を殺した」と言われるロシア政府の姿は、昨今の世界情勢を考えると非常にリアルに感じられる。

映画の後半、冒頭で描かれたルイーズの回想シーンの“真実”が明らかに。そして、エイリアンがルイーズを通して人類に伝えるメッセージは、現在世界が直面している破滅的な危機を回避するための重要な示唆であるようにも思えてくる。

また、それまでサスペンスや人間ドラマを描いてきたヴィルヌーヴ監督が、本作に続いて「ブレードランナー 2049」「DUNE/デューン砂の惑星」とSF超大作を立て続けに手掛けたという事実が、本作に対する映画界の高い評価を表しており、そうした意味でも今こそ見ておきたい作品だ。