「映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝」の完成披露試写会が4月3日に都内で行われ、川栄李奈、ハライチ(岩井勇気、澤部佑)、野原しんのすけ(声優・小林由美子)、橋本昌和監督が登壇した。
「しんのすけの本当の母親」と名乗り出るくノ一・屁祖隠ちよめ役の川栄は、「今回は忍者がテーマということで、アクションシーンなど本当にハラハラドキドキするシーンがたくさんあるんですけど、家族愛だったり友達と団結することの大切さをこの作品が教えてくれると思います。今日はしんちゃんに元気をもらって帰ってください」とあいさつした。
ハライチの二人は本人役で出演。岩井が「この作品のために書き下ろした新作漫才もやっておりますので、30作目にして今回が一番面白い作品になりました！」と自信満々で本作をアピールすると、澤部も「間違いないですね」と同意し、「言っちゃっていいんですかね？ めちゃくちゃ面白いんです。“しんちゃんは野原家の子じゃなかったの？”っていう衝撃のスタートなんですけど、そこからずっと盛り上げっていくというか、ずっと面白いのでゴールデンウィークにピッタリなんじゃないでしょうか！」と熱く語った。
しんのすけは「忍法“質問の術”！」と言って、ゲスト声優の3人に質問をぶつける。「李奈お姉さんは、台本を覚えるのが得意だと聞いたぞぉ。どれぐらい読んだら覚えるの？」と聞かれた川栄は、「二回読めばだいたい覚えられるかな？」と回答。しかし、「えぇ！すごい！」「天才じゃん！」と驚くハライチを見て、「あ、ごめんなさい！ 盛りました。3回(笑)」と訂正し、「小さい頃から暗記力が良くて、社会とか暗記する勉強が好きだったので覚えられるの」と答え、しんのすけは「まさに忍法“台本暗記の術”ですなぁ」と感心した。
続けて、「李奈お姉さん！ 映画みたいにおらのことをギュッとして、あのせりふを言ってほしいぞ！」とおねだり。川栄は「これからは私があなたのお母さんです」と言って、しんのすけを抱きしめた。「ポッポー！ おら、今日から“川栄しんのすけ”になります！」と、しんのすけは上機嫌に。
澤部には「澤部っちは、おらの大ファンだから同じ髪形にして、同じ服装で来たって聞いたけどぉ～」と投げ掛ける。澤部は「大ファンだけど意識してということじゃなくて。オレもだいぶ前からボウズ頭だし」と軽く否定。しかし、しんのすけが「もっとお近づきにいなれたら」と言って、“さわべ”と書かれたふんどしをプレゼントした。「“さわべ”って書いてある！ すごい！ でも恥ずかしい！」とリアクションする澤部だったが、しんのすけも“さわべ”と書かれたふんどしに付け替えると、「おそろいだ！ うれしい！」と笑顔を見せた。
岩井には「アニメ好きの岩井にゃん！ おらの映画を見てくれてるって？」と質問。岩井は「橋本監督の作品は全部見たよ。前回の『謎メキ！花の天カス学園』もお台場で見たよ。泣いちゃうから、一人で見に行かないと(笑)」と“クレヨンしんちゃん”シリーズのファンで、前作も映画館で一人で見たことを告白。
登場時に着けていた“全集中”と書かれたふんどしをしんのすけから手渡されると、「これで涙をふけってことね(笑)」とハライチは二人そろってふんどしを手に入れた。
「映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝」は4月22日(金)より全国東宝系にて公開。
◆取材・文＝田中隆信