――今後挑戦したい役はどんな役ですか。
医師だったり、警察官のような専門的な知識が必要な役とかやってみたいです。その役を演じるために、きっとたくさんの知識を入れると思うんです。その役をやらなかったら知り得なかった事もたくさんあると思うので挑戦してみたいです。
――新しい事を取り入れたり、挑戦するのが好きなんですね。
元々はそういうタイプじゃなかったですね。気が本当に弱くて、母にもよく小心者と言われるんですけど、今までは、自分ができるようなことを選んでやっていたんですが、今回ナオを演じてみて、もっと視野を広げ、手探りでもいいからいろんなことに挑戦しようと思えました。
――今は自分がどんな女優になっていきたいのか模索しているのでしょうか。
そうですね。今回の撮影で、台本の読み方だったり演じ方というのがガラッと変わりました。本当にたくさん勉強させていただいて、今回ご一緒した、熊坂監督は現場でスタッフさんだったり、キャストの方たちと沢山ディスカッションしてくださったので、自分が思っている事をきちんと発言していくことの大切さに気づけました。今までは、目の前のことばかりに集中してしまっていたんですが、今後は色々なことを取り入れながら、どんな女優になりたいのか決めていきたいです。
――現場で多くディスカッションをされて、こだわって演じた部分はどこでしょうか。
今回ドラマの物語の中で視点が変わるんです。男性目線だったり女性目線だったりで。その時に撮影方法が男性目線と女性目線を一発で撮る方法をしていて、男性目線では取らなかったナオの心の声が、女性目線ではわかるようにならなくちゃいけないっていうのがすごく難しくて、でもそういうところを細かく表現することで、その違いみたいなものがよりくっきり出て面白いんじゃないかと思って、大切に演じました。
――最後に作品の見どころをお願いします。
まずはやっぱり恋愛の物語なのでたくさんキュンキュンするところがあると思います。そこもぜひ楽しんでいただきたいですし、恋愛に限らず何か一歩踏み出すことってすごく勇気がいることだと思うんですけど、そうやって自分が踏み出した一歩できっとどんな結果であれすごく、その時間は自分のこれからの人生の中で大事な時間になると思うんです。その踏み出す一歩のひとかけらでもいいからこの作品がちょっとでもポンッと背中を押せるような作品になっていたらいいなと思います。
取材・文 山田椋太
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