田中麻理鈴(今田美桜)は、やる気と体力は誰にも負けないが少々ポンコツな女の子。大きな夢を抱いて大手IT企業「オウミ」に就職した彼女は、会社の地下にある「備品管理課」に配属される。
そこは、会社のお荷物社員が集められた“姥捨て山”。麻理鈴は、クールな先輩社員・峰岸(江口のりこ)から「あなたは何も期待されていない」とバッサリ。備品を届けた花形部署の小野忠(鈴木伸之)や他の社員たちからも邪険にされる。
しかし、そんな悪意にもまったくメゲないのが、田中麻理鈴。それもそのはず、彼女が一生懸命働きたい理由には、“運命の出会い”が絡んでいた。
麻理鈴は峰岸に「もっと仕事がほしい!」と付きまとう。根負けした峰岸は「ビルの清掃スタッフの顔と名前を覚えなさい」と謎の指示を出し、麻理鈴は言われた通りに、山瀬(高橋文哉)をはじめとする清掃スタッフとコミュニケーションを取るようになる。
一方、営業部で働く若手社員・美加(志田未来)も、麻理鈴を疎ましく思う一人。「コロナ年入社組」と呼ばれ会社に馴染めずにいた美加は、入社早々皆に名前を覚えられている麻理鈴のことが気に入らないでいた。そんな中、美加のピンチにまったく関係ない麻理鈴がしゃしゃり出てくる。
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