ミュージカル「Endless SHOCK」の会見が4月5日に東京・帝国劇場で行われ、佐藤勝利(Sexy Zone)が、作・構成・演出・主演を務める堂本光一(KinKi Kids)と共に登壇した。
光一が国内ミュージカル単独主演記録を更新し続けている「SHOCK」。今回は、本編となる「Endless SHOCK」を4月9日(土)から配信を行い、スピンオフ公演となる「Endless SHOCK -Eternal-」を4月10日(日)から帝国劇場で上演する。
この日、本編の撮影の様子をマスコミに一部公開し、その後に佐藤と光一が会見に臨んだ。
「SHOCK」史上初の2作同時制作となったことについて、佐藤は「もちろん大変な部分もありますが、光一くんが『2本やることは演出の一環でもある』ということをポロッと言っていたんですけど、それをヒシヒシと感じています」と語る。
「劇場で上演するのは『Eternal』ですけど、スピンオフなので、本編を経験していないと感じることができない感情もあります。稽古期間中、『なんで光一くんは2本同時にやるんだろう?』とか『こんなきつい稽古をやるんだろう?』とか思ったりしたんですけど、それは作品の中に出てくるせりふとリンクしていて、実際の光一くんと僕の関係性が、役でのコウイチとショウリと重なりました。2本やることによって『Endless SHOCK』の世界にすごく入らせていただいた感覚があって、光一くんの演出の中で育てていただいた」と、稽古を通して役と同様に自身も成長したという。
光一から「見ている方が楽しいだろ?(笑)」と聞かれると、「いやいや。制作発表でも言いましたけど、僕が初めて見たエンタメが『SHOCK』で、その世界に入れると思ってなかったんですけど、真正面から光一くんを見ていたのが、背中を見ている立ち位置になったのは感慨深いです。僕の人生が変わった舞台なので、『すごい舞台に立たせてもらってるな!』と思っています」と熱い気持ちを語った。
佐藤が演じるのは、光一演じる“コウイチ”のライバルとなるショウリ。その“ライバル”が歌う曲にも注目だ。
「これまで、『Endless SHOCK』のライバルの曲はその人に合わせた曲があったんですけど、これからはこの曲が定番になっていくと聞いて、それが僕からスタートすることにまず緊張しました。ライバルの気持ちや感情が表現されている曲で、歌詞にもそういうワードがあるんですけど、声をからすぐらい思いを込めて歌うようにしています。感情表現などが難しい曲ではありますが、光一くんが付きっきりで稽古してくださって、それもあってこの曲も完成に向かえていけてます」と、改めて光一に感謝の気持ちを伝えた。
最後は「僕が初めて見た『SHOCK』の世界に入らせていただくことになりました。誠心誠意、全力でライバル役と向き合って、役の上でのコウイチを追い越せるぐらいの気持ちで頑張っています。まずは本編の配信を見ていただいて、劇場に来られる方は生の迫力を楽しんでほしいなと思います」というメッセージで締めくくった。
「Endless SHOCK」(本編)は4月9日(土)から配信開始。「Endless SHOCK -Eternal-」は4月10日(日)から5月31日(火)まで東京・帝国劇場で上演する他、9月には福岡・博多座での上演も予定されている。
◆取材・文=田中隆信
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