増子敦貴、2nd写真集では「生き様を見せたかった」内向的な本当の自分も伝えたい<インタビュー>

上京して、いつのまにか東京も一つの居場所になった


──北海道と東京で撮影したそうですが、東京でのカットは特にアート性の高い写真が多いですね。東京でのカットでお気に入りの写真を挙げるならどれですか?

水たまりに僕の姿が映ってるカット。これ、実は東京で最初に撮った写真なんですけど、自分ではどう撮られているのかわからなかったので、写真を見たときビックリしました。あとは『東京って、意外と美しいんだな』と思ったカットの一つでもあります。実は、東京で撮ったことにも、僕の中ではストーリーがあるんですよ。僕、東京に初めて来たのがオーディションのときで。そのときはもちろん、東京のことなんて何もわからなかったし、上京してもずっと“東京は、流されないように、埋もれないように戦う場所”という感じだったんです。だから地元の福島に帰るたびに熱を出してしまっていた。それくらい気を張る場所でした。でも今はもう東京駅も迷わないで歩けますし、いつのまにか東京も一つの居場所になった。だから東京駅でも撮影できて、僕は本当に大満足です!

増子敦貴2nd写真集「彼方の空/海の旋律」未公開カット 撮影=神藤剛

──一方、北海道での撮影中に印象的だったことはありますか?

ロケ地のコーディネーターさんと仲良くなりました! それこそ内向的な僕からしたらうらやましいくらい社交的な人で。撮影のあとGENICのツアーで北海道に行ったんですけど、そのときライブも見に来てくれました。笑顔がすっごく美しいMさんという男性で。いい出会いでした。

──写真集では肉体美も披露されていますが、この撮影に向けて体作りなどはされたのでしょうか?

してないです。すみません! むしろ撮影の1時間前くらいに、ラーメン大盛りと餃子と豚丼を食べました(笑)。で、撮影の直前にちょっと腹筋しました。僕、筋肉がつきやすいんですよ。だからジムとかも行ってないですし。

──普段から鍛えることもない?

ないですね。僕、筋トレ苦手なんですもん。「写真集の撮影だぞ」って体が勝手に引き締まったのかも(笑)。

増子敦貴 撮影=神藤剛

「今の僕の100パーセントを出しきった」最高傑作


──「彼方の空/海の旋律」というタイトルにはどのような想いが込められているのでしょうか?

まず、写真を見て「空」「海」は入れたいなと思いました。ただ空や海の大きさだけじゃなくて、そこに“増子敦貴”としてのワードも織り込めたらと思って…僕はダンス&ボーカルグループ・GENICの一員として音楽もやっているので、音楽を想起させるような“旋律”を入れて。あと「海」には「機界戦隊ゼンカイジャー」(テレビ朝日系)で僕が演じたツーカイザー/ゾックス・ゴールドツイカ―が海賊だったので、その要素も込めているつもりです。

──では改めて「増子敦貴 2nd 写真集 彼方の空/海の旋律」は、どんな1冊になったと思いますか?

最高傑作です。今の僕の100パーセントを出しきったつもりですし、スタッフさんの100パーセントも入っています。僕自身、何度でも見返したくなる作品なので、皆さんにも楽しんでいただきたいです。この写真集には“行き着いた先で僕と出会って恋をする”みたいなイメージもあるんです。見ながら二人だけの時間をたくさん楽しんでもらえたらうれしいです!

増子敦貴2nd写真集「彼方の空/海の旋律」未公開カット 撮影=神藤剛

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