――少女漫画原作だからこそ意識していることはありますか?
奥野:キャラクターがぶれないこと。原作ものなので、やっぱりしっかりと原作を読み込んで、原作のキャラクターを大事にしたいなと思います。仁科だったら、感情に真っすぐなところや、好きなことに対して興奮するところなど、そういうキャラクターの核となる大事な部分を意識しています。
水沢:(真面目に)少女漫画だから、“イケメン”ということは間違いないですね。そこは忘れないでほしいです。
一同:爆笑
水沢:コメディーよりの作品なのですが、笑わせるのを狙いにいくのはすごく難しいことなので、不自然にならないように、自然にやることを意識しています。また、マヤもだいぶぶっ飛んだキャラクターなので、ぶっ飛びすぎないように自重しながらやっています。
小西:すごく自由にやらせてもらっていますね。僕は、“かわいい”を作りすぎないようにしています。声がかわいくなりすぎてしまいそうなときもあるのですが、「リアルにいたらこうだろうな」と考えて、ナチュラルさを意識しているつもりです。
藤岡:葵は、キャラクターの設定でも“鈍感力鋼鉄”という言葉があるのですが、普通に考えたら“ただのやばいやつ”というくらい鈍感なんです。でも、それを演じるときに、作られた鈍感さになってはいけないなと思って、純粋に“抜けている、ちょっとおバカな人”というふうに表現したいなと思っています。
――それぞれのキャラクターと似ていると思う部分を教えてください。
水沢:僕は、眼鏡くらいですね。性格もあんなに明るくないので…。普段は、良く言えばクール、悪く言うと無愛想といった感じですね(笑)。
奥野:僕は、少女漫画が好きで、好きなことに対して早口になったり、饒舌(じょうぜつ)になったりするところはちょっと似ていると思います。
水沢:僕ら(水沢と奥野)は、よく現場で漫画の話をしているのですが、すごく盛り上がるんです。
小西:してるね。この2人が異常に漫画が好きで、付いていけないですもん。
藤岡:僕は、葵と自分は真逆だと思っていたのですが、みんなに言ったら全否定されたんです(笑)。周りからは結構似ていると言われるので、似ているのかも…。
小西:自分では、どこが似ているか分かってないんだよね?
藤岡:はい。“自称・しっかり者”だと思っていたんですけど、そうじゃないみたいです。
奥野:いい鈍感さだよね。
小西:僕は、適当なところが似ているんじゃないかなと思います。シロくんは、結構投げやりなところがあるんですよ。そこもちょっと似ている気がします。
水沢:そうだよね、適当だよね。よく分かんない事ずっと喋ってるもんね。
奥野:さっきも急に「水って賞味期限あるんだね!」とか言い出して(笑)。
小西:思ったことを言ってしまうんですよね(笑)。
水沢:あと、あれびっくりした。「レーズンってぶどうなの!?」って(笑)!
一同:爆笑
小西:レーズンってぶどうなんですよ。
奥野:知ってます(笑)。
藤岡:撮影終わってもずっとそうやって話しているから疲れちゃう(笑)。
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