二宮和也の魅力は「自分だけで突き詰めないところ」飯田Pが明かすキャスト陣の“すごみ”<『マイファミリー』インタビュー>

2022/04/09 09:00 配信

ドラマ インタビュー

日曜劇場「マイファミリー」で主演を務める二宮和也 (C)TBS

二宮和也が主演を務める日曜劇場「マイファミリー」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系※初回は夜9:00-10:19)の第1話が、4月10日(日)に放送となる。同作は、まな娘を誘拐されてしまった主人公・鳴沢温人(二宮)が警察の力を借りることなく、妻・未知留(多部未華子)と協力して誘拐犯と戦う姿を描く“ノンストップファミリーエンターテインメント”。 このたび、プロデューサーを務める飯田和孝氏にインタビューを行い、撮影現場の様子やキャスト陣の魅力、そしてドラマに込めた思いなどについて語ってもらった。

脚本は「グランメゾン東京」(2019年)、「危険なビーナス」(2020年)、「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(2021年)など、数々のTBSドラマを手掛けた黒岩勉氏が担当する。また、弁護士・三輪碧役で賀来賢人、現在は警備会社で働く元刑事役で濱田岳が出演。2人は、学生時代に鳴沢夫婦と同じアパートで過ごした親友という役どころだ。

キャストが作り出す空気感が「お芝居にも反映されている」


――二宮さんと多部さんが夫婦役を演じるということで、放送前から注目が集まっていますが、メインキャストのキャスティング理由を教えてください。

ドラマは二宮さんをはじめとした大学時代の同級生が集まって、物語を形成していきます。主役級の方々が集まり、それぞれのキャラクターが持つストーリーがしっかりとありつつも、絡み合っていくということが本作の魅力の1つでもあります。

なので、演技力、存在感、そして組み合わせとしてベストだと思う方々を考え、そして、集まっていただけたかなと思います。

――撮影現場の雰囲気はいかがですか?

撮影現場では、常に笑い声が聞こえてきますよ(笑)。濱田(岳)さんも「同世代のキャストが集まってドラマを作れることがすごく楽しい」とおっしゃっていました。

二宮さんも(ドラマが)緊迫している内容だからこそ、合間の空気感を大事にしていると聞いたことがあります。合同会見(※3月26日に行われたTBSの3ドラマ合同会見「TBS DRAMA COLLECTION 2022 Spring!!」)でもあったように、大した話はしてないんですよ(笑)。

でも、過去に厚木サンハイツ(※鳴沢夫婦、三輪、東堂が大学時代に住んでいたアパート)の中で繰り広げられていた空気感が、そのままスッとお芝居に入っているような気がしているんです。

大学時代って、特に用事はないけど誰かの家に集まって話をしたりするじゃないですか。そういった“いい空気感”がお芝居にも反映されていると思います。

――二宮さんを筆頭に皆さんで“いい空気感”を作り上げているのですね。

そうですね。やっぱり(二宮は)存在感があるんですが、とっつきにくい雰囲気はないんです。賀来(賢人)さんは二宮さんと今回が初共演だとおっしゃっていたんですが、もう皆さんの輪が出来上がっていますし、どこか不思議なパワーのある方だなと感じています。