吉川愛、レンタル彼女役に「どうしたらいいんだ!って混乱しながら演じました」<「明日、私は誰かのカノジョ」インタビュー>

2022/04/10 10:00 配信

ドラマ インタビュー コミック

【写真を見る】上品な雰囲気の「レンタル彼女」を演じる吉川愛“雪”(C)「明日、私は誰かのカノジョ」製作委員会・MBS


監督のリクエストに「どうしたらいいんだ!って混乱しながら演じました」


――撮影現場はどのような雰囲気ですか?

監督が原作を忠実に描こうとされているので、みんなで原作っぽく表現するにはどうしたら良いかな、こうした方が良いかなという掛け合いをしています。原作で、雪がレンタル彼女をしている時に髪を耳にかけるしぐさがあるんですが、そのしぐさを取り入れてみようとか、みんなで原作を忠実に再現することを意識しながら撮影しています。

――雪は大学に通いながらレンタル彼女をしている役ですが、吉川さんが雪を演じる上で難しいと感じた部分はありますか?

雪ちゃんの唯一の友達・リナちゃん(横田)との関係がすごく難しくて。雪ちゃんは自分の素を友達にすら出していない女の子なので、友達っぽくなりすぎてしまうと雪ちゃんの性格が崩れてしまったり、逆に雪ちゃんを作りすぎてしまうと友達ではないように見えてしまったり、難しかったですね。

レンタル彼女をしている雪と、素の雪とでキャラクターを分けて演じてはいたんですが、まさか友達のリナちゃんと話す場面でつまずくとは…(笑)。いまだにやりすぎてしまったり、つかめてないときもあって注意されてしまうので、本当にそこだけは難しいなと思っています。

――感情のコントロールが難しそうですね…

難しかったです。リナちゃんと関わる男性とのシーンで、監督から「ちょっとだけレンタル彼女入れてください。だけど、普段のリナといる時の感じで」とリクエストがあって。どうしたらいいんだ!って混乱しながら演じました(笑)

――レンタル彼女を演じてみて、レンタル彼女という職業にどのようなイメージを持ちましたか?

レンタル彼女を依頼する人によって好きな女の子のタイプが違うんですが、女の子自身がちゃんと男性の好みのタイプを演じ分けているんだなということを知って。なんか女優さんみたいだなって思いました。それを決められた時間演じているというのが大変だなと思います。自分だったらボロが出ちゃいそうです…。

「レンタル彼女」として日々お金を稼ぐ雪(吉川愛)(C)「明日、私は誰かのカノジョ」製作委員会・MBS


――今回、色々なタイプのレンタル彼女を演じてみて、難しかったキャラクターはありますか?

妹系の役が難しかったですね。私自身、どちらかというと少年っぽい性格って言われるので、わざとらしくなってないかなと。素の雪ちゃんとレンタル彼女の時で声を変えてはいるんですが、それがわざとらしくなっていないか心配しながら演じていました。