東京で生きる日々。それぞれの葛藤や理想を抱きながら、お金を稼ぐこと、お金を使って誰かと繋がることを求める女性たち―。19歳の女子大生、雪(吉川愛)もそんな女性の一人だ。彼女はお金と引き換えに、顔に残る痕を隠しながら誰かのカノジョを演じる“レンタル彼女”として働いていた。
そんなある日、雪はサラリーマンの辻壮太(楽駆)のカノジョとして、壮太の友人とダブルデートをすることに。壮太の友人の彼女から嫌味を言われ、嫌な気持ちになりながらも、なんとか笑顔でやり過ごした雪だったが、後日、素顔で外出した際に、壮太と偶然遭遇し、顔の痕を見られてしまう。雪に好意を抱く壮太は、雪のことが愛おしいと伝える。