地上波では実現が難しい、攻めたコンセプト・内容のオリジナル番組を仕掛けられるのがインターネット放送局及び動画配信サービスの強み。この春、Netflixではテレビプロデューサーの佐久間宣行氏が手掛け、千鳥がMC・出演者として参加する「トークサバイバー!~トークが面白いと生き残れるドラマ~」の配信が開始され、人気を博している。またAmazonプライムビデオでは、80年代に旋風を起こした伝説的バラエティ番組「風雲!たけし城」が34年ぶりに復活することがアナウンスされ、話題を呼んだ。巨大な資金力を持つ外資の動画プラットフォームが存在感を示す中、「ABEMA」でも、今春の改変期に合わせて、今が旬のタレント・芸人たちをメインに据えた尖った内容の新バラエティ番組が続々と開始される。
昨年開催された「キングオブコント2021」で王座に輝いた空気階段は、ABEMAで新番組「空気階段ドキュメンタリーseason1『自腹100万円!クズの恩返し!』」を4月15日(金)よりスタートさせる。空気階段といえば“クズ芸人”としてお馴染み。特に同コンビの鈴木もぐらは、数百万円に及ぶ借金を抱える自他ともに認める破滅型芸人だ。しかし、「KOC」優勝を機に売れっ子芸人の仲間入りを果たした2人だけに、懐にも余裕が出てきたに違いない。
そんなタイミングで、毎回自腹100万円を原資として、お世話になった方々へ“恩返し行脚”をすることが今回の番組の目的となる。初回放送ではもぐらが妻への恩返しとして結婚指輪を購入するために、東京・銀座に繰り出す。番組のために空気階段の2人が毎回自腹100万円を供出するというから、大変な気合の入りようだ。それに各回、妻、両親、競馬場、彼女など、ゆかりのある人に恩返しをしていくとため、空気階段の知られざるヒストリーも今後明らかになりそうだ。
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