小野あつこ、“歌のお姉さん”の6年間は「夢のような時間」今後も「歌をはじめ、子ども向けのことを中心に何か活動ができたら」

小野あつこ ●撮影=ブルータス海田/スタイリング=三原千春/ヘアメーク=安藤千浪

本当に中身の濃い6年間を過ごすことができた


――先日、最後の出演回が放送されましたが、改めて歌のお姉さんを卒業した率直な思いをお聞かせください。

2016年からの6年間は夢のような時間でした。まだ、あっという間だったと感じるほど時間はたっていないんですけど、本当に中身の濃い6年間を過ごすことができたなと。歌のお姉さんを務めさせていただけたという感謝の気持ちが大きいです。

――6年の中でどんなことが支えになり、励みになりましたか?

卒業することになってからは6年間を振り返る機会が多くて。番組に出てくれた子どもたちはもちろん親御さんや共演者、スタッフの方たちに支えられてきたからこそ続けて来られたと思うし、皆さんに育てていただいたという思いが強いです。

――共演者の「お兄さん」や「お姉さん」たちは心強い存在だったんですね。

就任当初は、私の歌のレッスンに(11代目歌のお兄さん・横山)だいすけさんが参加してくださったり、慣れない番組収録の際には、(11代目たいそうのお兄さん・小林)よしひささんや(5代目身体表現のお姉さん・上原)りささんに助けていただきました。

皆さんの思い出として残ってくれていればうれしいな


――番組を通して触れ合ってきた子どもたちの印象は?

基本的に番組の収録に来る子たちは3歳から5歳までと、年齢が限定されているんです。お姉さんになる前に児童館で触れ合っていた子どもは小学生が中心だったので、最初はどのように接すればいいのだろうと心配でしたが、子どもたちは初めてのスタジオ、間近で会うお兄さんお姉さん、キャラクターたちに興味津々で、私の想像をはるかに超えて対等にコミュニケーションを取る事ができました。

なかなかご家族から離れられない子どもも、心ではちゃんと参加してるんですよね。番組収録の際にうまく参加できなかったお子さんのご家族からも、「家に帰ってから収録のお話しをしていました」というお手紙を頂いたことがあり、どんな形でも皆さんの思い出として残ってくれていればうれしいなと思います。

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