まずは中野編集長が「キャラクターやバトル描写も『呪術廻戦』の大きな魅力。それが舞台でどう表現されるのか、2.5次元化にぴったりの作品」と太鼓判を押す中、キャストが挨拶を行った。佐藤は「こういった大きい作品で主演を演じられることを光栄に思います。身体能力が高い役なので、体の方も鋭意制作中です」とコメント。
泰江は「この役がどうしてもやりたくて、小林さんに初めてお会いしたときにアクロバット、ダンス、お芝居、全部披露させていただきました(笑)」と本作にかける思いを明かす。さらに「決まったときからずっと夢見心地」だという豊原も「不安も全部、力に変えてこの役に挑戦したいと思っています」と熱弁した。
また「個人的に『呪術廻戦』の大ファン」だという藤田はかねてより“舞台化するならどの役ができるかな”と考えていたそうで、「夏油くらいかなぁと思っていたんです。それでこのお話をいただいたときに、『夏油!?』って聞いたら『夏油!』って言われて、やったー!となった思い出があります(笑)」と、原作ファンならではの思いを語った。
出演キャストと同時にメインビジュアルもお披露目され、中野編集長は「カッコイイとしか言いようがない。“2.5次元”と言いますけど、“2.9次元くらい行ったんじゃないかと(笑)」と大絶賛。一方のキャストは、佐藤が「和田くん(七海)、カメラの位置がどこか分かってない…」とボケると、和田も「メガネのせいで分からないわけじゃない(笑)。男は背中で見せるかなと、後ろ向きにさせてもらいました!」とツッコミを入れつつノリボケで応戦していた。なお五条は目隠し姿のため、撮影時も「いろんな方が手を取って連れていってくれました…」(山本)とのことだ。
加えて、小林いわく「“裏呪術”って感じ」なアナザービジュアルの存在も明らかになった。真人や夏油らが佇み、佐藤が「“まんま”で来るとは思わなかった」と感嘆するそのアナザービジュアルは、5月9日(月)発売の『週刊少年ジャンプ』で解禁とのこと。夏油の衣装について、藤田は「下の方に膨らみを持たせたかったので、衣装さんやプロデューサーさんとも相談して、バレエのパニエを人生で初めて履いて撮影しました」と撮影秘話を明かしていた。
ちなみに本作には歌やダンスを取り入れる構想があるそう。小林は「せっかくだから、舞台ならではのやれることをてんこ盛りにしたい」と、演出のビジョンを語っていた。