重松清の名作小説を原作とし、阿部寛&北村匠海が親子役で共演した映画「とんび」が公開中だ。瀬々敬久監督の下、2人は父親・ヤスと息子・アキラとして、いつの時代も変わることのない親子の絆を演じた。
――まずは本作と自身の役への思いを教えてください。
阿部:重松さんの作品は、登場人物の心の機微が繊細に描かれている。「とんび」が何度も映像化されている理由もそこにあると思います。ヤスという役を頂いて、やりたくないという俳優はいないでしょう。
北村:小説は読み手に委ねる部分が少なからずあると思うのですが、重松さんの作品は細かな心情まで描かれていて、既に完成されているように感じました。だからこそ、これだけ多くの方に愛されているのだと思いますし、「とんび」でヤスが次の時代を生きる息子のアキラにバトンを渡すように、僕にアキラのバトンが回ってきたのであれば、これほど幸せなことはないと感じました。
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