桜沢純(広瀬アリス)は、食器ブランド「相良製陶」の洋食器デザイナー。大事な展示会の仕事を任されるなど若きチーフとして上司からの信頼も厚いが、一方で、アラサーでありながら恋愛経験はゼロ。その上、結婚どころか恋愛への興味もゼロ。“仕事も趣味も充実しているから恋なんていらない”が彼女のポリシーなのだ。
ある日純は、街中でふと目にとまったフレンチビストロ「サリュー」で一人ランチを楽しむ。その店は、イケメンのギャルソン・長峰柊磨(松村北斗)目当てに女性客が殺到する人気店なのだが、食べるのが大好きな純は柊磨に目もくれず、シェフの岩橋要(藤木直人)が作った料理に舌鼓を打ち、仕事柄使っている食器のチェックにも余念がない。
後日、親友2人と女子会で再び店を訪れた純は、初めて柊磨の顔面偏差値の高さに気づく。しかし、色めき立つ主婦の清宮響子(西野七瀬)とアパレル店員の真山アリサ(飯豊まりえ)をよそに、純は柊磨にまったく興味を示さない。それどころか、「私の人生に恋愛みたいな不確定要素はいらない」と豪語し、2人をあきれさせる。ところが、そんな純に興味を持った柊磨のある言葉に、純は思わずドキッとする。
そんな中、純は会社の元先輩で、今はネイルサロンを経営している中川岬希(香椎由宇)から、営業の坂入拓人(古川雄大)が転勤先のシンガポールから戻ってくると聞かされる。拓人は高校時代の部活の先輩で、入社後に偶然再会した、純のかつての“推し”だった。一方、コンビニ店員の克巳(岡山天音)は、パパ活中のアリサを目撃してしまう。
――という物語が描かれる。
公式HPなどで公開されている動画では、“泣く女は嫌い”という純が落ち込んでいると、柊磨が「泣きな、たまには」と話し掛け、その後、純が柊磨の肩で号泣する様子が。ほか、響子と要、アリサと克巳の出会いが映し出されている。
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