井浦新&成田凌、作品を通して伝えたい“ありがとう”の気持ち「僕たち俳優にできることは“芝居をすること”」

井浦「狼組はキャストもスタッフも普段から映画の現場で仕事をしている人ではない」

成田凌×井浦新 撮影=中村ナリコ/スタイリスト=上野健太郎(井浦)、伊藤省吾(成田)/ヘア&メーク=花村枝美〔MARVEE〕(井浦)、宮本愛(yosine.)(成田)/衣装協力=SEVEN BY SEVEN(Sakas PR)、ENGINEERED GARMENTS、ヒデタカフカヤ(TOMORROWLAND)(成田)


――お二人は声をそろえて、かなた監督の現場は他の映画とは違い、特殊だと言っていますね。その真意とは?

井浦:狼組は、キャストもスタッフも、普段から映画の現場で仕事をしている人ではなく、監督が映画を撮るのならば、ということで集まっているんです。監督の思いや情熱を全力で受け止めている人ばかりなので、それは熱さが全然違います。もちろん、初対面の方もいましたが、それでも「かなた狼の友達でしょ?」というのが根本にあるので、相手をリスペクトするし、今回もステキなセッションが生まれたと思います。

成田:今回の脚本でも、監督の思いや世の中に対して感じていることが、セリフとして書かれていますが、それを普段から聞いている人たちと一緒にやらせていただくのは、小手先ではなく、心で動かれているのが伝わってきて、気持ちが良かったです。

――まだまだ続編を作れそうですが…。

成田:言ってしまえば、今回の感じ(設定&ストーリー展開)がアリなら、何本でもOKですよね?(笑)

井浦:1年に1本のペースで作れそう(笑)。でも、監督自身が「やるぞ!」とならないと、狼組は集まらないから、それは未来の楽しみだね。

成田:これがあるのと、そうでないのとでは全然違うから、僕としては次も期待したいです!

◆取材・文=馬場英美

関連人物