――お二人は声をそろえて、かなた監督の現場は他の映画とは違い、特殊だと言っていますね。その真意とは?
井浦:狼組は、キャストもスタッフも、普段から映画の現場で仕事をしている人ではなく、監督が映画を撮るのならば、ということで集まっているんです。監督の思いや情熱を全力で受け止めている人ばかりなので、それは熱さが全然違います。もちろん、初対面の方もいましたが、それでも「かなた狼の友達でしょ?」というのが根本にあるので、相手をリスペクトするし、今回もステキなセッションが生まれたと思います。
成田:今回の脚本でも、監督の思いや世の中に対して感じていることが、セリフとして書かれていますが、それを普段から聞いている人たちと一緒にやらせていただくのは、小手先ではなく、心で動かれているのが伝わってきて、気持ちが良かったです。
――まだまだ続編を作れそうですが…。
成田:言ってしまえば、今回の感じ(設定&ストーリー展開)がアリなら、何本でもOKですよね?(笑)
井浦:1年に1本のペースで作れそう(笑)。でも、監督自身が「やるぞ!」とならないと、狼組は集まらないから、それは未来の楽しみだね。
成田:これがあるのと、そうでないのとでは全然違うから、僕としては次も期待したいです!
◆取材・文=馬場英美
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