韓国BLドラマ「セマンティックエラー」のパク・ジェチャンにインタビュー「この作品を通して、自信を取り戻すことができた」

もう少しうまく表現したくて撮り直しをしました


――第2話の「トイレで顔の落書きを消すシーン」は、監督にお願いして撮り直しされたそうですが、なぜですか?

サンウは落書きをされてすごく怒っていたシーンで、その怒りをどういうふうに表現するか自分なりにいろいろ研究したんですが、「こういう感じで怒りを表現しよう」と思ったように演じられなかったんですね。そこで、もう少し表現をうまくしたいということで監督と相談して、撮り直しをさせていただきました。

――撮影順がストーリーとはバラバラだったそうですが、その点で大変だった部分はありますか?

実際に、エンディングの部分を序盤に撮影したりしました。だんだん仲良くなっていくのではなく、ケンカしたかと思ったら仲良くなったり、仲良くなったかと思ったらけんかしたり…そういった部分は、感情表現するのがちょっと難しかったですね。ただ、休憩の合間にソハムさんと呼吸を合わせたり、しっかりと練習したりしていたので、そこまで大きな問題はありませんでした。

――ソハムさんは、第2話でジェヨンが居眠りをしているサンウを見つめるシーンを振り返りながら「このとき、ジェヨンはサンウを好きになったと思う」と仰っていましたが、逆にサンウがジェヨンを好きになったシーンはどこだと思いますか?

第3話で飲み会のシーンで、ちょっとした争いが生じるんですね。そこにジェヨンが現れてサンウのことを救ってくれるんですが、そのときにジェヨンに対する好感が芽生え始めたんじゃないかと思います。

――ジェチャンさんの、お気に入りのシーンは?

第4話の、サンウがジェヨンの腕にばんそうこうを貼ってあげるシーンです。ビジュアル的にもすごくきれいに撮れていると思いますし、せりふもすごくすてきなので、一番のお気に入りです。