ジャニーズJr.・ふぉ~ゆ~「ラ・ラ・ランド」を超える作品が完成?

2017/04/29 06:37 配信

芸能一般

舞台「23階の笑い」に出演する(写真左から)長谷川忍(シソンヌ)、じろう(シソンヌ)、なだぎ武、入山法子、立花瑠菜

ジャニーズJr.の実力派ユニット・ふぉ~ゆ~が主演を務める舞台「23階の笑い」の公開ゲネプロが行われ、囲み取材にふぉ~ゆ~福田悠太越岡裕貴辰巳雄大松崎祐介と、演出を手掛ける錦織一清が登場した。

原作は、劇作家のニール・サイモンが実際に放送作家として参加していた、アメリカの人気バラエティー番組の舞台裏を描いたコメディー作品。1953年のニューヨーク、とあるビルの23階の部屋を舞台に、人気コメディアンと彼のためにコントを書く若き作家たちが、番組縮小という問題に立ち向かって奮闘する姿をコミカルに描く。

福田はベテランチーフ作家・ヴァル役、越岡は女好き作家・ミルト役、辰巳は見習い中の新米作家・ルーカス、松崎は天才コメディアン・マックス役を演じる。

昨年末に初演を行ったばかりで、早くも再演が決定した本作。松崎は「また錦織さんと、この作品に携わることができてうれしく思います!」と力強い第一声を上げたもののなぜかガラガラ声。周りに心配され「大丈夫ですよ、前が!前がですよ!」と持ち前の独特な発言を展開する松崎に、すかさず越岡が「はい!?(笑)」とツッコみ、辰巳が「天才コメディアンを引きずってますね!」とフォローを。

そんな様子を見た錦織が「松崎は本当はちっとも面白くないんですけどね」と早速愛あるイジリをし、一同は爆笑。松崎は「僕は錦織さんがいなかったら面白くない、ただの人ですから! ありがとうございます!」と恐縮した様子で笑いを誘った。

「せりふを忘れていなかった」と明かす4人は再演に際しての稽古もスムーズだったようで、辰巳は「松崎君が台本の漢字を調べる時間が省かれました」とニコニコ。なまりながらせりふを話す役である福田は「初演のときは、なまるのがちょっと難しいなって思った部分もあるんですけど、今はなまりたくてなまりたくて。稽古に入ってから、普段のしゃべりがちょっとなまるときがあるんです」と告白した。

すると記者に、先月まで出演していた舞台で少しなまりが出ていた気がすると言われ「うそでしょ!?」と福田は大慌て。ここで錦織が「何言ってるんだ!『コウイチ!』しかせりふないんだから、なまりようがないじゃないか!」と再びふぉ~ゆ~イジリを。「もうちょっと、あります!」といろいろとタジタジのふぉ~ゆ~に、錦織は満足げな様子だった(笑)。

演出についての話題では、越岡が「錦織さんは、僕の動きを身振り手振りで実際にして見せてくれる」と告白。劇中に数回登場する「チャン、チャン♪」と言いながらおどけたポーズをしてみせる動きも「初演のときに一度見せてもらいました」と越岡が語ると、錦織は「バランス難しいんですけどね~、『チャン、チャン♪』って感じで」とその場でポーズを披露。だがすぐに「って、こういうことヒガシ(東山紀之)はやらないでしょ? なんで僕には頼めるんですか?」とぼやいてみせ、また一弾と現場は盛り上がる。

次に福田が「僕は、錦織さんからいただいた『ステージ上にいるときに自分らしくいろ』って言葉が胸にすごく響いてるんです。稽古でも本番でも、その言葉が頭の中でこだましてるみたいで、錦織さんの言葉に感動しながらステージに立ってるみたいな感覚があるんですよ…錦織さん!」と、熱いコメントの最後に錦織に話を振る。すると「僕の演出家のイメージは、役者が泳ぐ場所を与えることが仕事かなって思ってるんで…。チャン、チャン♪」と照れ隠しをする錦織に笑いが。

さらに辰巳が「僕は他の舞台をやらせていただいていたので、この再演にあたっての稽古では、実は3回くらいしか錦織さんと一緒にならなかったんです。だから、4日間くらいあいてまた稽古場に行ったら、どんどん新しい動きをみなさんがやってくるんですよ。そのときの僕の反応を見て、錦織さんがすごく楽しむという時間がありました(笑)」と明かすと「この公演はずっといなかった辰巳を喜ばせるみたいなとこもあったんで(笑)」とボケる錦織。そんなコメントに辰巳は「じゃあ、(稽古が)相当楽しかったんで、皆さん楽しんでいただけると思います!」と作品に自信を見せた。

また錦織は「ダンスのシーンがありますけど、そこが新しくなってます。ものすごく、ふぉ~ゆ~たちが頑張ってるんで。…『ラ・ラ・ランド』みたいなシーンになってるんで」と見どころをコメントし、絶好調。

辰巳が「初演のときは東京公演だけだったんですけど、今回は名古屋、大阪、福岡にも行かせていただきます。この作品をみなさんに見ていただける場所がこれだけ広がったというのは本当にうれししいです。演劇のテーマパークのような、どなたが見に来てくださっても、はまる、笑えるシーンがあると思うので!」と意気込みを語った際も「『ラ・ラ・ランド』を超える!」とあおる錦織。「こ、超えるぞ!(笑)」とふぉ~ゆ~の4人は気合をいれて見せ、囲み取材までも笑いの絶えない時間となった。