4月28日「中居正広の金曜日のスマたちへ」スペシャルで、「ひとり農業」が放送された。このコーナーでは、渡辺ディレクターの一人農業生活が10年目に突入。収穫したお米で日本酒が製造される様子に、司会の中居を含め、スタジオ全員がその工程に驚いた。
渡辺ディレクターは茨城県内で一人農業を営み始めて10年目を迎える。今回のスペシャルでは、収穫した米から日本酒造りに挑戦した2ヶ月間に密着していた。酒類の製造は酒税法で規定されているため、渡辺は江戸時代から続く茨城県水戸市の吉久保酒造を訪ね、日本酒の原料として自分の米を使ってもらえないかと依頼。特別に許諾をもらい、他の米と一緒に原料の一部として使ってもらえることとなった。
日本酒造りは、まず米の精米から始まる。一般的に私たちが食べる白米は、玄米から9割程度まで削ったもの。一方日本酒に使用するお米は7割近くにまで削ったものを使用するという。これは、酒の旨味となるでんぷん質が米の中心に集中しているためだ。そして、ラベルにある表記の違いは磨き度合いの違いによるもの。純米酒は6~7割、純米大吟醸酒は5~6割、最高級の純米大吟醸酒は5割以下にまで削る。スタジオのIMARUも、表記の違いについて知らなかったようで、とても驚いていた。
米を水につける時間も秒単位で計測、米麹を作るための発酵過程では、深夜何度も起きて検温する様子が放送され、日本酒造りの緻密さに中居も感心。「あのような過程で日本酒ができるなんて知らなかったですね」「時間もかかりますし、手間暇もかかりますね」と大変さに共感していた。
ゲストとして出演した北斗晶も「田植えからやって、それでできた米で飲める酒なんて最高だと思いますよ」と話す一方、室井佑月は「ガバガバ飲まないようにしよ!」とスタジオの笑いを誘っていた。