アンガールズの田中卓志が、4月24日から放送される「呼び出し先生タナカ」(毎週日曜夜9:00-9:54、フジテレビ系※初回は夜7:00-9:54)で自身初となるゴールデン番組のMCを務める。田中は収録を振り返り、ある女性ゲストに“恋をする”場面があった宮下草薙の草薙(航基)について、「あぁ、ちょっと前の俺だなあ」と微笑ましそうに振り返る。現在は彼女の存在を明らかにしている田中は、「モテないキャラ」を卒業したともいえるが、それに対して「視聴者も引いちゃうよという年齢になってきた。『モテないキャラ』は殿堂入りでいいという気持ち」と明かす。そして「『彼女いるでしょ?』っていうやり取りのほうが今は楽しい」とも語った。
――まず、初回収録を振り返っての感想を聞かせてください。
すごく面白かったです。こんなに最初から満足のいく収録になるとは思っていませんでした。初回放送分は別日で2回にわけて収録し、撮影時間は2日間合計で10時間以上です。普通、これぐらい長丁場だと眠くなったり、集中力が落ちてくることもあるのですが、そんなのは一切ないぐらい楽しかったです。
――今回、初めてのゴールデン番組MCとなりますね。
お話を聞いた時は「僕みたいなものがいいのか?」という思いもあったんですけど、何百人といる芸人の中でやらせてもらえる人はほんの一握りなわけで。今はせっかくの貴重な機会ですし、全力で取り組みたいという気持ちでいます。MCとしては、ビシビシ仕切っていくタイプの人は他にいるはずなので、僕なりにアンガールズで育ててきたほんわかした空気感と、最近やってる「時々ブチギレる」みたいなことをうまく織り交ぜて、「なかなかこんなMCいないな」と思っていただけるようにやっていけたらと考えています。
――MC就任が決まった時、周りからどんな反応がありましたか。
こんなに「おめでとうございます」と言われるのかというぐらい声をかけてもらいました。出演させていただいているレギュラー番組のスタッフさんはもちろん、かつて一緒にやっていた「クイズ!ヘキサゴンII」のスタッフさんもわざわざ初回収録に来て「MCは大変だと思うけど、気負わずに頑張って」と激励してくださったりもしました。
あとは、お世話になっている有吉(弘行)さんが「良かったな。お祝いしなきゃな」とあんまり言わないようなことを言ってくれたり、よゐこの濱口(優)さんが「今日収録なんやろ? 頑張れよ!」と応援してくれたり。MCの人ってこんなに言われるんだと驚きましたね。これを知らずに芸人終わると思ったら、知れてよかったなと。知らずに終わるところだったので(笑)。
――収録にて、生徒役の出演者との掛け合いを振り返ってどんな感想を持たれましたか。
バラエティの出演メンバーが頑張って笑いを作ってくれることがすごくうれしいことなんだなとわかりました。本人は自分のためにやっているんでしょうけど、MCの立場から見たら、一個一個が本当にありがたいです。僕も今度から、他のバラエティ番組に出演した時には、今まで以上にMCの人を喜ばせてあげたいという気持ちになりましたね。