――逆に田中さんが生徒側で出演するとしたら、どんなふうに立ち回りたいですか。
彼女がいなかったら、誰かに恋をして…みたいなスタンスかな(笑)。今回、草薙(航基)がそういうスタンスでやっていたんですけど、草薙を見て「あぁ、ちょっと前の俺だなあ」と(笑)。やっぱり、ちょっと前の僕のスタンス、面白いんですよ。それを客観的に見ているのもまた楽しい。「頑張れ」と応援しちゃいますね。
――たしかに田中さんは今まで「モテないキャラ」でしたよね。ただ現在は、恋人を公表したことで、「モテないキャラ」のカードが使えなくなってしまったわけですが、そのことについて葛藤などなかったのでしょうか。
実はもう、最近は年に2~3回しかやっていなかったんですよ。いじられる対象の入り口としてはあっても、そんなにしょっちゅう使ってたわけじゃないんです。仕事としてやらなくはなりましたけど、今までスンと引くしかなかった「彼女いますよね」というトークに入っていけるようになったから、手放したものもあれば、得たものもあるなという感覚でいます。
だって、(彼女がいない時代の)最後のほうは、46歳にもなってハタチのめるる(生見愛瑠)に告白してるんですよ? 痛々しいでしょ(笑)。いつまでそれやってるんだ、視聴者も引いちゃうよという年齢になってきたんで、もう十分やりきったと。「モテないキャラ」は殿堂入りでいいという気持ちです。それより「彼女いるでしょ?」っていうやり取りのほうが今は楽しいですね。
――「呼び出し先生タナカ」で今後、生徒役としてゲスト出演して欲しいメンバーがいれば教えてください。
かつて「ヘキサゴン」で一緒にやってたメンバーが気になります。なんか、スザンヌが高校を卒業したらしいじゃないですか。賢くなっているならゲストで来て、成長の証を見せて欲しいですよね。あとは、つるの(剛士)くん、上地(雄輔)くん、野久保(直樹)くんとかとも久しぶりに会ってみたい。同じフジテレビの番組ですから、この機会に再会しても面白いと思います。