舞台「神州無頼街」の東京公演開幕前取材会が、4月25日に都内にて開催され、主演の福士蒼汰と、共演の宮野真守が登壇した。本作はいのうえひでのりが演出を手掛ける劇団☆新感線の42周年公演・春興行で、幕末を舞台に、歌と踊りと立ち回りで彩る伝奇時代劇。博識の若き町医者・秋津永流(あきつながる/福士)と、陽気でお調子者の口出し屋・草臥(そうが/宮野)が、お互い助け合い、時には足も引っ張り合うバディとして冒険に挑む。大阪・静岡公演はすでに終了し、東京公演は4月26日(火)より、東京建物 Brillia HALLにて開幕する。
取材会はフォトセッションからスタート。役衣装で登場した2人は、スタッフの「何かカッコいいポーズをお願いします」というオーダーに、「カッコいいポーズ…」とやや戸惑いを見せながらも、しっかりと背中合わせでクールなポーズを決める。ムービー撮影では笑顔でカメラに手を振った。
会見冒頭、東京公演開幕の意気込みを尋ねられた福士。「東京、静岡とやってきて」と切り出し、「大阪、静岡ね」と宮野の訂正を受け「間違えた…」というほほえましいやりとりもありつつ、気を取り直して「ついに東京でたくさんの方に見てもらえるということで、非常に高揚してますし、20公演すでにやってきているので、自信にもあふれて、カンパニーが大きな一歩をこれから踏み出すことに強い期待感を持っています」と力強くコメント。宮野は「僕ら、念願の公演で。大阪でついに初日を迎えたときは本当にうれしかったんです。それもあってカンパニーの仲が非常に良い。高め合って東京に戻ってきて、かなり仕上がってると思いますので、楽しんでもらえるんじゃないかと思います」と自信を見せた。
2020年に上演を予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大により全公演中止となった経緯がある本作。約2年越しでの念願の上演について、福士は「コロナ禍という状況で、舞台というナマモノが本当に難しくなっている中で、お客さんたちの声が集まってきて開催できている、ある種の奇跡のようなものを感じます。大阪・静岡とやってこれて、東京でも明日ようやく開幕できるというのは、非常にうれしいなと思うし、自分の仕事をやっててよかったなと思える瞬間です」、宮野は「大変うれしいです。幸せです。世の中的には厳しい状況が続く中だと思うので、無事にできてる!と大々的に言うのもはばかられるんですけど、僕たちが一生懸命、色んなことに気をつけて進んできたことが結実してるっていうのが何よりもうれしいですし、見てくださる方も一緒になって頑張って気をつけて、この時間を作ってくれたんだと思うと、本当にかけがえのないことだと思ってます」と真摯に喜びを語った。
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