転職をして人生を大きく変えた人物にクローズアップしたトークバラエティー「明石家さんまの転職DE天職」(日本テレビ系)の第6弾が、菅田将暉、生駒里奈、齋藤飛鳥(ともに乃木坂46)、後藤輝基(フットボールアワー)、渡部建(アンジャッシュ)、ハリセンボン、ブルゾンちえみwithBをゲストに迎えて4月30日に放送された。
スタジオゲストでもある、箱根駅伝で3連覇を達成した青山学院大学陸上部の原晋監督や、モデルから動物園園長になった女性の転職エピソードを紹介。
原晋監督は36歳の時に、年収800万円のトップ営業マンだった地位を捨て、3年契約の嘱託職員として青山学院大学陸上部の監督に転職。
実績を残さなければクビになってしまうという不安定な転職をした原監督にさんまは、「よく、駅伝に出たこともない学校の監督を引き受けましたね」と問うと、「人、物、金、情報をどう動かしていくかは培っていた」と、サラリーマン時代の経験が、役に立ったと原監督。
2004年の監督就任から5年、33年ぶりに青山学院大学は箱根駅伝に出場、そして11年目となる一昨年に初優勝へと導くことになる。
寮母として部員たちの面倒をみている妻の美穂さんに対しても「私ひとりだけでは、成功はありえなかった。妻は戦友」と美穂さんの存在が、箱根駅伝3連覇に大きく影響していると感謝の気持ちを語った。
気になる原監督の年収は「現在は正社員になりましたが、サラリーマンなんで少しUPしたぐらい、でも講演活動ですごい稼いでいるからね、ハハハハハハハ♪」と語り、大幅UPを匂わせた。
続いて、元祖ハーフモデルで動物園の園長に転職した坂本小百合が登場。
象が大好きだった坂本の息子の哲夢さんは、中学生で単身タイの訓練センターに留学、帰国後日本人初の象使いになるが、わずか20歳という若さで事故に会い帰らぬ人となってしまう。
その息子の思いを受けて坂本は、モデル時代の収入2億円をつぎ込んで、私設動物園「市原ぞうの国」を設立したとか。そのいきさつは、常盤貴子、柳楽優弥出演で「星になった少年」(2005年)として映画化されている。
そんな坂本の「市原ぞうの国」から1頭の象が収録に登場。寝ているさんまと菅田将暉を跨ぐ芸を披露した。
3トンもある象に跨がれ、立ち上がるのもやっとの状態のさんまの第一声は、「怖っ!」。
後藤らから「さんまさん!泣いている!」と指摘されたその目には、うっすらと涙が。
「人を踏まないように意識しているのはわかるけど、予想以上に怖かったな。色んなこと言って笑わそうと思ったけど、一言もなかった」と、何とか言葉を繰り出すさんまの横で、固まって言葉を失った菅田が写し出された。
さらに、過去に番組に出演した人物がどんな人生を送っているか追跡調査するコーナーでは、第5回の放送(2016年10月10日)に出演した元横綱貴乃花の長男で、靴職人となった花田優一氏が登場。
前回の番組出演時にさんまと交わした、靴を作るという約束を果たすため、収録当日の朝まで作っていたという靴を持参し、さんまにプレゼントした。
「早く見たい!どうですか出来ばえは?」とさんまに聞かれた花田氏は「どこの店にもないモノを作ろうと心がけました」と、緊張した面持ちで靴を披露。
靴を見た瞬間さんまは「うわっ!オシャレ!合格!」と大絶賛。
「普段革靴を履かれないと思い、革靴をスニーカー感覚で履いていただきたくて。“さんま”さんなので、海感を出したくて波をイメージしてます」とコンセプトを語った。
あまり磨かなくても良い素材で、雨のシミがついてもむちゃくちゃカッコよくなる、と説明を受けたさんまは、
「汚れてもイイ!俺の人生みたい!」と笑いを取ることも忘れず、大はしゃぎで靴を履いてスタジオをスキップ♪
収録後、さんまの楽屋を訪れた花田氏に「カッコええよね。今度これ履いてテレビ出るわ」と大満足。
花田氏からも「自分で作ったけど、カッコイイ。欲しいです」と思わず本音が飛び出した。