――松下さんからご覧になって、ドクター・ストレンジという男性の魅力はどこにあると思いますか?
松下:ちょっと偏屈で変わり者。でも実は不器用なだけですごく愛情深いし、言葉にするのが苦手。一見、完璧なストレンジなんだけど、いち部分だけ完璧じゃないところが好きですね。そういう不器用な部分に気づくと、ストレンジのことをもっと好きになれるんです。
今作では“ドクター”らしいシーンはなく、そういう意味では卓越した超人になってしまった寂しさもありましたが、ふっと見せる優しさや声のトーンにはストレンジらしさが残っていました。別世界に行っても“こちら側”の世界に残しているものがあるんだなと感じてもらえると思います。
――本作で新しく発見したストレンジの魅力はありますか?
松下:前作ではドキドキする発言や“俺サマ”的なところがありましたけど、そういうところが端々に残りつつ、でもそれさえもかっこ良く見えるヒーローになっていましたね!ヒーローとしてのヒーロー像がちゃんと確立されていると思います。前作ではまだヒーローと人間のあいだという感じがありましたが、今作では完全なるヒーローに生まれ変わっていたので。
――ストレンジのかっこよさをたっぷり堪能できる作品に仕上がっているのですね。
松下:だから、見入ってしまって声を入れるのを忘れちゃうんです(笑)。シーンごとに何回も見て声を入れていくんですけど、やっぱり何回見ても面白いです。これはぜひ劇場の大きなスクリーンで見ていただきたいですね。
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