SKE48を卒業して1年。卒業後は俳優を中心に、トーク力の高さを生かしてバラエティー番組やラジオ番組などでも活躍している高柳明音が、この春から地元のラジオ局、CBCラジオで冠番組「高柳明音・若井友希のやおだがね!」をスタートさせ、同じく地元の「藤前干潟ラムサール条約20周年記念アンバサダー」にも就任。そして、4月23日から上演中の舞台「冤罪執行遊戯ユルキル the stage」ではヒロイン・莇リナ役で出演している。
今回のインタビューでは、卒業してからの1年を振り返ってもらいながら、ラジオや舞台など、さらには今後のことについて語ってもらった。
――SKE48卒業からそろそろ1年がたちますね。
卒業してからの1年間は、もちろん悩んだこともたくさんありました。でも、6月の「あやかし緋扇」から始まり、12月には「ナナシ2021」(30-DELUX NAGOYA アクションMIX「ナナシ2021」)など計4本の舞台に出演させてもらえたり、すごく充実した時間を過ごせたと思っています。
「卒業したら現役のメンバーと一緒にお仕事をする機会はそんなにないんだろうな」と思っていたんですが、12月の舞台では仲の良い古畑奈和ちゃんと共演できたんです。ビックリしましたけど、楽しかったです(笑)。しかも、その舞台は名古屋発だったので、稽古も名古屋で行ったりしたので、やっぱり落ち着くというか、良い雰囲気で稽古にも本番にも臨めましたね。
――卒業と言えば、SKE48の大場美奈さんの卒業コンサートが3月に行われました。
3日目に出演させてもらったんですが、初日も客席から見させてもらいました。歴史を辿る内容だったので、「あぁ、いいなぁ」って思いながら見ていましたね(笑)。私も卒業からまだ1年なので、自分の時の卒コンの記憶も鮮明なので、「この曲は私も思い出があるなぁ」とか「美奈にとってこの曲は…」とか、AKB48の曲を歌っている姿を見たら「あ、そうだよね。AKB48から来たんだもんね」とか、1曲1曲に私自身も思いを重ねながら見ていました。
美奈はAKB48からスタートしたけど、SKE48の方が活動歴は長くて、同じチームだったりもしたので、流れてくるこれまでの奇跡みたいな映像に自分もたくさん出てきて、いろいろ思い出しちゃいました。私、自分の卒業コンサートのDVDをまだ見てないんですよ。もうちょっとたってから見ようかなと思っています(笑)。
――高柳さんもNMB48と兼任された時期があるので、他のグループで活動する大場さんの気持ちもより分かるのでは?
そうかもしれないです。兼任も今のようなコロナ禍の中ではできなかったことだと思いますし、大阪の難波に行けたことは自分の中ですごく大きなことでした。今月末から新しい舞台が始まるんですけど、(市川)美織ちゃんとかあんちゅ(石塚朱莉)ちゃんとか、NMB48で出会った二人と一緒に舞台ができるのもすごい出会いだなって思っています。