数年前から自身の監督作品や主演作品の現場に“託児所”を設置するよう提案している。「特に女性スタッフの方が結婚・出産を機に現場を離れている、多くの才能を損失しているっていう流れはずっと前から感じていました。託児所が現場に隣接していたり、ロケ先に常備できたら、子育てと現場が共存できるんじゃないか」と、そこに込めた思いを語った斎藤。
2014年からは被災地や映画館がない地域に映画を届ける移動映画館プロジェクトにも取り組み、「(被災地で)どうにか娯楽の出番をお届けできないかと思って始めたんですけど、九州ではお寺を、沖縄ではビーチを野外映画館にさせてもらったり」と、今では被災地以外にもその場は広がっている。
映画を愛し、映画の未来に心を砕く斎藤。「人生に必要な映画って何本かあると思うんですけど、僕はそういう作品に救われてきたと思っていて。どんな映画もスタッフキャストの方が汗水流した結晶であるので、この作品が必要な人に届いたらいいな」と、しみじみ映画への思いを口にした。
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