松井玲奈と新川優愛がW主演を務める映画「めがみさま」が、6月10日(土)に公開。郊外の田舎町で人生に絶望していた理華(松井)が、セラピストのラブ(新川)に出会い感化されていき、そして“ある事件”をきっかけに理華とラブの関係に暗雲が立ち込めていく様子を描く。
松井と新川にインタビューを行い、理華とラブを演じた感想などを聞いた。
――最初に台本を読んだ時の感想を教えてください。
松井:「この物語には救いがあるのかな?」と思って初めは読んでいたんですけど、監督とお話しをして自分の中で理解をしていくうちに、はっきりとした答えがある物語じゃなくて、見る人によって受け取り方や感じ方が違う作品なのかなと思いました。
新川:全体を通して「人間って怖いな」と感じましたし、逆にそういう怖い部分こそ「人間って面白い」と感じられる作品だと思いました。
――理華とラブを演じてみていかがでしたか?
松井:私は落ち込んでいるシーンが多くて全編を通して暗かったので、演じているときはつらい気持ちになりました(笑)。撮影の合間も、あまり明るい気分に持っていってしまうと、再開してから急に(気持ちを)落とせる自信もなかったので、できるだけずっと鬱屈としているようにしました。
――カットが掛かっても気持ちは重いままで?
松井:重いままでしたね。あんまりしゃべっていなかったと思います。
新川:二人とも人見知りというのもあったし、理華のそういう雰囲気もあったので、私は最初(松井は)すごく暗い方なのかなって(笑)。
松井:普段から暗い人みたいな?(笑)
新川:お会いするのが(今作が)初めてだったので「どんな方かな」って思っていたんですけど、お話しするとすごく優しくて、(暗いのは)お芝居だというのがちゃんと分かりました(笑)。
――そんな暗い理華の反面、ラブ役はいかがでしたか?
新川:“理華の中に入りこんでいく”ことを考えていました。しゃべり方だったり、表情だったり、その人に魅力があるから「話を聞こう」って人を引き込めるのかなって。自分の中でラブの魅力を考えるのは、難しくも楽しかった部分ですね」
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