――テレビCMはいつ流れるか分からないので、流れたのを偶然見るとうれしくなりますよね。
出会った感じがあります。「リーゼ」の方は、CMやスチール撮影の他に、インスタでのマガジンみたいなのもあって、泡カラーで染めたり、スティックで色をつけてワンポイントカラーを試したり、髪色で遊んでいる感じが楽しいです。
モデルのお仕事は「Popteen」(角川春樹事務所)でやらせていただいていますが、「リーゼ」は髪色が主役なのでまた違う雰囲気の撮影を経験できました。
――もし自由に髪色を変えていいって言われたら何色にしたいですか?
金髪とかブロンドとかを一回やってみたいです。でも、髪質的に難しいかなって思うので、憧れというか夢ですね。
――じゃあ、髪色に限らず、何か変えたいと思うことは?
今年二十歳になるので、外見も中身も大人の女性らしくなりたいです(笑)。
――DHCテレビ「#渋谷オルガン坂生徒会」では、一足先に振り袖を着られていましたね。
振り袖を着させていただいて、気持ちだけ先に二十歳を味わいました(笑)。「まだ10代だからね」っていう言い訳ができなくなるので、しっかりしたいです。
――二十歳ってどういうイメージを持っていましたか?
一人で行動できたり、たくさんのことを知っているイメージがあるので、会話の中にも知識とか知性が出てくるような女性になりたいなって。頼れる感じとか。
――「Popteen」では後輩も多く、頼られる存在にならないといけないですね。
そうですね。気付いたら年齢的に一番上になっていました。以前は、「先輩!」って話し掛けたり、相談に乗っていただいたりしていたのが、どんどん先輩が卒業していって、最近は相談されることも増えました。「私を頼ってくれるんだ」って、すごくうれしいです。
「Popteen」のモデルはあいさつなど礼儀に対しては厳しく、それもいいところだなって思うんですけど、学校の部活じゃないですけど、先輩から後輩に教えたり伝えたりすることで伝統が受け継がれていくところもあると思うんです。なので、頼れる先輩でいたいですし、伝えたり教えたりすることもちゃんとできたらいいなと思っています。
――「Popteen」専属モデルの活動の中で、ターニングポイントとなったことは?
元々メークとかファッションが好きだったんですけど、モデルの人はみんなメークやファッションが好きだし、みんなスタイルもいいんですよね。なので、私を好きになってくれるような個性とかキャラが必要だと思ったので、いろいろ考えた中で、“一重メーク”をどんどん発信していこうと思いました。
最初は一重がコンプレックスで、「二重になりたいな」と思っていたりもしたんですけど、一旦そのままの自分でメークしてみようと思ってやってみたのがきっかけでした。メーク動画やSNSなどを参考にしながら、最初はコスメもあまり持っていなかったんですけど、プチプラなものを買って試していくうちに、「あ、これ盛れる」とか「私の目に合うんじゃない?」とか、いろいろ発見があって、それが積み重なって今があるのかなって思います。
――コンプレックスが今では長所に?
はい。自分しかないものを見つけるのは大変でしたけど、それが今のお仕事につながっていますし、私を知っていただけるきっかけにもなったので、一重メークを見つけた時が私の中の最大の転機になりました。