矢吹奈子、復帰後初シングルでセンター「HKT48を“再熱”させたい」田中美久&運上弘菜と今後のHKT48を語る

2022/06/23 12:30 配信

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HKT48の田中美久、矢吹奈子、運上弘菜撮影:山田健史

田中美久、矢吹奈子の復帰で「安心感があって、あと賑やかに…(笑)」


――矢吹さんがHKT48に復帰して1年がたちました。矢吹さんが戻ってきたことでグループが変わったところなどありますか?

田中:安心感があって、あと賑やかに…(笑)。「お~、なこ~!」みたいな感じで、(韓国に行く)前と本当に変わらず、楽屋が賑やかで。でも、しっかりとダンスでそろえるところとかは、前よりも時間を費やすようになったなと感じます。

運上:今までも振り入れとか、普段のレッスンもですけど、ダンスの先生以外に、みんなでこうしようって言い合う機会が多くは取れませんでした。私もセンターをやらせていただきましたが、やっぱり力不足な部分もあったので、なこさんが帰ってきてくださって、ダンスの真ん中にいてくださったり、現場にいてくれると、結束力が前と違うというか、メンバーみんなの意識が以前より高くなったように思いますし、私も頑張らなきゃなっていう焦りが、最近はすごく出てきていて感謝しています。

矢吹:うれしいです(笑)。

――そういうメンバーの変化は、矢吹さんが意識したものなんでしょうか?

矢吹:最初は韓国で吸収したものをみんなに伝えなきゃ、とは思っていたんですけど、伝えるのが難しくて。韓国では、振りをそろえることにすごく時間を掛けていたので、(HKT48でも)ちょっとでも今まで以上に振りをそろえて、見ている方を楽しませられるパフォーマンスを作れたらなっていう思いはありました。なので、先輩後輩関係なく、振りV(振り付けVTR)を見てみんなで取り組みました。

――復帰したばかりの頃は、戸惑いなどありましたか?

矢吹:全然そんなことはなかったです。ただ、自分のポジションがHKT48の中では変わったなっていうのはすごく感じました。いつも前を歩いてくださっていた先輩方がどんどん卒業されて。今回の選抜メンバーでは、なっちゃん(松岡菜摘)、あおいさん(本村碧唯)が先輩なんですけど、後ろで見守ってくださる感じのフォーメーションなので、これからは自分たちが引っ張っていく立場になったんだなって思います。

3期生ってずっと“間”っていう印象があったんです。だから先輩としても違うし、後輩としても違う、どういう立ち位置か分からない部分もあったんですけど、今はもう先輩として後輩を引っ張っていく立場になったのかなと感じました。

指原莉乃、宮脇咲良、矢吹奈子ら不在…田中美久「成長できる期間だった」


――矢吹さんが韓国で活動している間、HKT48では田中さんがグループの顔となり、運上さんもセンターを務めていました。韓国からどう見ていましたか?

矢吹:言い方は難しいですけど、すごくみんな成長しているなって感じましたね。この二人の姿を見て、どんどん同期や後輩たちが前に来て、みんなのことを引っ張っていく番になったんだなと思いました。

――田中さん、運上さんをはじめ、HKT48の皆さんは、宮脇咲良さん、矢吹さんの韓国での活動、指原莉乃さんたちの卒業もあり、すごく大変だったと思います。

田中:そうですね。頑張らなきゃと思ってはいたんですけど、後輩の勢いがすごくて、とても頼もしいなって感じていたんです。「頑張るぞ!」って一人で思うより、みんなで「頑張ろう!」って一丸となって前を向いている感じがしたので、なこの韓国での活躍とかも見ていて「自分たちも頑張らなきゃな」って思えたし、成長できる期間だったんじゃないかなと思います。

運上:私はその時にセンターに立たせていただいたんですが、正直に言うと私がセンターでいいのかなとか、応援してくださるファンの方が不安になっていないかなとか、すごく考えました。本当に私は目の前のことをやるばかりで、思い返すと後悔もあって…。

でも、指原さんが卒業される時に、みんなで円になったところで(指原さんが)「さくらとなこが帰ってくるまで、きっとみんななら大丈夫!」と言ってくださったのを思い出して、「みんなで頑張ろう!」っていう声掛けもグループ内でしていたので、前向きに活動できていたかなって思います。

――矢吹さんはHKT48を離れて、外から見ることで気付いたHKT48の魅力みたいなものはありましたか?

矢吹:HKT48って全部出している感じですよね。ファンの方にもメンバーが仲良いことも伝わっているなって感じるし、本当はそれ以上に仲良いんですけど(笑)。だから、HKT48の良いところは全部ファンの方に伝わっている気がします。(外から見ても)それを感じました。

最新シングル&6期生加入に運上弘菜「HKT48にとって大切なチャンス」


――今回の新曲は矢吹さんの復帰後初のシングルで、今後のHKT48への期待感もあると思います。メンバーの皆さんにもそんな意気込みはありますか?

田中:私は小学6年生でHKT48に入って、ずっと見てきた指原さん、兒玉(遥)さん、宮脇さん、3人の背中がすごく大きかったので、今こうやってなっぴ(運上)、なこと3人で一緒にお仕事させていただく機会も増えてきて、その3人に負けないくらいの個性や実力を自分はまだまだ…自分がまだまだだと思っているので、自分も出せるように頑張りたいなって思っています。

運上:1期生さんや2期生さん、先輩方の卒業が多くて、ファンの方も心配しているかもしれませんが、5期生もすごく力をつけていて、6期生も入ってきますし、このシングルを出すタイミングがHKT48にとって大切なチャンスだと思うので、まだまだ私は力不足ですけど、なこさんとみくさんに頼ってばかりじゃなくて、自分も力をつけて、今までは先輩に任せていたことも後輩みんなが力を合わせて、先輩がいた時よりも良いグループをっていう気持ちで頑張りたいです。